サイバートラストは2017年5月19日、同社のPKIサービスと、安全なキープロビジョニングおよびキー管理サービスを提供する米Rambusの「CryptoManager」を組み合わせ、複合複写機やコネクテッドカーなど、インターネットに接続されたデバイスに安全な鍵管理と様々なセキュリティサービスを可能にすると発表した。
サイバートラストのPKIサービスと、Rambusの 「CryptoManager」インフラストラクチャーによる安全な鍵管理システムを組み合わせて、デバイスからクラウドへの通信とOTA(Over The Air:無線通信)によるソフトウェア更新を可能にする。市場への製品投入後のプログラムのアップデートを可能にし、機密情報の保護およびサイバー攻撃への対策を提供する。
CryptoManagerインフラストラクチャーは、パブリックネットワークを介して接続されたデバイスを保護するために必要な、暗号セキュリティのライフサイクル管理を提供する。製品設計・製造時のキーのプロビジョニング、出荷テストおよび不良解析デバッグ・トレースの制御、製品機能および設定の有効化、製品市場投入後の安全な鍵の生成および提供、製品ソフトウェアおよびファームウェアのOTAによるアップデートを可能にする。
サイバートラストとRambusは今後、コネクテッドデバイスのセキュリティ上の課題に対処可能な統合基盤を提供するとしている。