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大日本印刷、サイバー攻撃対策要員の養成コースで産業制御系システムへの脅威と対処法を提供

2017年7月24日(月)IT Leaders編集部

大日本印刷(DNP)は2017年7月21日、サイバー攻撃対策要員を養成する「サイバーナレッジアカデミー」に、新コース「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース(CIRM)産業制御系・基礎」を追加すると発表した。2017年9月に開設する。産業制御系システムへのサイバー攻撃の脅威と対処法を習得できる。

 「サイバーナレッジアカデミー(CKA)」では、企業に対するサイバー攻撃の対策要員を訓練・養成する。イスラエルIAIの訓練システム「TAME Range」を活用し、サイバー攻撃への対応を訓練・学習する演習コースを提供している。2016年3月に開校した。

 今回追加した「CIRMコース」は、TAME Range上で動作する演習コースに、産業制御系システム向けのコースを追加したものである。産業制御系システム分野に知見を持つイスラエルSmartLogicがIAIと共同で開発した。

 仮想環境上に構築した産業制御系システムの模擬プラントを活用し、システムの脆弱性とサイバー攻撃を体験学習形式で学ぶとともに、攻撃の軽減手法を身につけることができる。

 多様で詳細な事例を基に、情報系システムと制御系システムの違いにともなうサイバー攻撃の脅威と予防手法を学ぶことで、産業制御系システムのサイバーセキュリティに必要な項目を体系的・網羅的に習得可能だ。

 CIRMコース 産業制御系・基礎の価格は、2017年9月25日からの5日間コースで1人当たり60万円になる。なお、従来の「CIRMコース 基礎/実践演習」の受講は必須ではない。DNPは、同アカデミー関連事業で2020年度までに30億円の売上を目標にする。

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