SCSKは2017年8月10日、店舗数が多い小売業に向けて、店舗でのデータ分析を支援するクラウドサービス「スマくま・ショップリーダー」を発表した。8月から提供開始する。小売業の店舗においてデータを容易に分析できるとしている。販売目標は、2020年度までの3年間で、流通・小売業30社(3000店舗)以上。
スマくま・ショップリーダーは、小売業のPOS(販売時点情報管理)システムを中心としたデータを「売場」「商品」「顧客」の3軸で分析し、週次レポートとして可視化するクラウドサービスである。
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機能は大きく2つある。1つは、基幹システムや周辺システムとのデータ連携や、データの加工・配信・保管を自動化した「統合情報管理基盤」である。もう1つは、店舗におけるマーケティングと販売戦略を担う「データ分析・可視化表示機能」である。
大手食品スーパーマーケットのいなげやの協力の下、サービスとしての機能向上を図ったという。現場店長が使えるように、店長が活用しやすいことと、必要な情報に絞ることに重点をおいたとしている。分析機能と可視化機能については、分析コンサルティング企業であるギックスの協力を得て構築した。
価格は個別見積もりだが、諸費導入費用が400万円からで、月額費用が14万円から(1店舗あたり8000円から1万4000円)。今後は、新サービスとして2017年度中に、店舗でのマーケティング施策実行サービスと、店舗商圏分析サービスの2つを予定する。