カゴヤ・ジャパンは2017年11月27日、グレープシティのWebアプリ開発ツール「Forguncy(フォーガンシー)」で作成したWebアプリをクラウド上で運用できる「Forguncyプラン」を発表、同日提供を開始した。価格(税込み)は初期費用が6万4800円、月額費用が10ユーザーごとに5万5296円。
グレープシティの「Forguncy」は、Excelに似た操作性を特徴とするWebアプリケーション開発ツールである。画面(データ入力)と帳票(PDF出力)、ワークフロー機能やメール送信機能などをノンプログラミングで開発できる。データを格納するリレーショナルデータベースサーバー機能も備える。
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今回、カゴヤ・ジャパンが提供する「Forguncyプラン」は、Forguncyで作成したWebアプリをカゴヤ・ジャパンのクラウド上で運用できるサービスである。Forguncyの運用ライセンス「Forguncy Serverライセンス」とインフラ(サーバー)を、パッケージ化して提供する。Webアプリの作成には別途、開発ライセンス「Forguncy Builderライセンス」が必要になる。
サーバーやネットワークなどの機器の運用保守は、カゴヤ・ジャパンの専任技術者が24時間365日体制で実施する。ユーザーはForguncyの運用のみに注力できるようになるという。導入にあたっては、カゴヤ・ジャパンの営業担当がヒアリングした後に、申し込み書を送付する。
Forguncyの特徴は、既存のExcelファイルからWebアプリを自動生成するノンプログラミング開発である。Excelファイルの内容を、Webアプリの画面やデータとして取り込む。使い慣れたExcelレイアウトをそのまま活かせるので、現場部門が混乱することなく業務をシステム化する。
Excelに似たアプリ開発環境「Forguncy Builder」を提供する。セルの書式設定、数式、Excel関数、データの入力規則、グラフといったExcel機能がそのまま使える。Excelのようにセルのマス目を方眼紙として利用でき、セルの結合や罫線を使って、紙の伝票のような複雑なレイアウトも自由に再現する。