[市場動向]

パスワード起動しないと使えないクレカ、三井住友カードなどが2018年に展開

2018年1月9日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

三井住友カードと米Dynamicsは2018年1月9日、米国ラスベガスで開催されているエレクトロニクス関連展示会「CES(Consumer Electronics Show) 2018」の会場において、パスワードを入力しなければ使えない「ロック機能付きクレジットカード」を2018年に日本市場で展開する計画を発表した。

 ロック機能付きクレジットカードは、利用の際にクレジットカード自身にパスワードを入力して認証を通らない限り、クレジットカードとしての機能を果たさないクレジットカードである。カード券面にパスワード(番号)を入力するためのタッチ式ボタンを搭載しており、カード単体でパスワード認証ができる。

写真1●ロック機能付きクレジットカードのイメージ(出所:三井住友カード)写真1●ロック機能付きクレジットカードのイメージ(出所:三井住友カード)
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 パスワードを入力して認証を経て初めて、クレジットカード機能がオンになる。具体的には、磁気ストライプとICチップが使えるようになる。また、カード券面にある液晶ディスプレイにクレジットカード番号の一部を表示する仕組みになっており、パスワード認証を経てカード機能をオンにしない限り、カード券面を見てもクレジットカード番号が分からない。

 クレジットカード機能は既存のものと同じであるため、既存の決済インフラや加盟店システム(端末など)でそのまま利用できる。ユーザーは、既存のVISA加盟店で通常通りカードを利用できる。新型カードに設定するパスワードは、 カードを受け取った後に、ユーザー自身で設定する。設定したいパスワードを2回入力するだけで設定が完了する。

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