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CTC、クラウド型のシステム検証サービスを開始、1000台のIT機器を自動で設定

2018年1月22日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2018年1月22日、複数のサーバー機やネットワーク機器などをつないだシステムが期待通りに動作するかどうかを検証するためのシステム検証環境を提供するクラウドサービスを発表、同日付けで開始した。CTCが保有する約1000台のIT機器を使って検証できる。中核技術として、各種機材の設定を自動化して遠隔から検証できるようにするソフト「CloudShell」(米QualiSystems製)を使う。

 複数のサーバー機やネットワーク機器などで構成するシステムが期待通りに動作するかどうかを検証する環境を、クラウドサービス型で提供する。CTCが保有する約1000台のIT機器を使って検証できる。サーバー機などの設定を自動化して遠隔から検証できるようにするソフトであるCloudShellを、CTCの総合検証センター「Technical Solution Center」(TSC)に導入し、検証ノウハウとともにサービス化した。

 CloudShellは、物理的なIT機器や仮想マシンを統合的に制御し、検証に必要なサーバーやストレージ、ネットワークなどを自動的に設定するソフトである。検証環境の構築に関連する作業がすべて遠隔で実行できるとしている。TSCにある約1000台のIT機器を制御できる。システムの負荷テストツールや稼働状況の測定器も制御できる。

 環境設定や検証内容は、テンプレート化して再利用できる。このため、検証前の準備作業などに要する時間を約90%削減できるとしている。

 CTCでは、情報通信事業者やクラウドサービスプロバイダなど、大規模なITインフラが必要な企業を中心にサービスを提供し、1年間で150件の提供を目指す。今後の展開として、TSCでの検証やCloudShellを活用したサービスでノウハウを蓄積し、CloudShellの販売やシステム構築・運用支援などを予定する。

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