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ネットワールドがNutanixでハンズオン環境を再構築、1時間以内で準備可能に

2018年1月31日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ネットワールドは2018年1月31日、複合システム検証センター「GARAGE」のハンズオントレーニング環境を、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)製品「Nutanix」を導入して再構築したと発表した。同日付けで稼働を開始している。

図1●NutanixのHCI製品でハンズオントレーニング環境を構築した(出所:ネットワールド)図1●NutanixのHCI製品でハンズオントレーニング環境を構築した(出所:ネットワールド)
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 ネットワールドは現在、10種類ほどのハンズオントレーニングのプログラムを用意している。1回のトレーニングで最大16人が受講可能で、1人の受講者が最大12台の仮想マシンを稼働させる。演習内容によっては、16人が同時にVDI(デスクトップ仮想化)を展開する。こうした背景から、性能や容量に関する要求が高い。

 受講者数やコース数が増えるにつれて、演習用仮想マシンの展開に多くの時間と手間がかかるようになってきたという。また、これまで使っていたストレージは圧縮機能しか備えていないため、テンプレートや演習環境の管理に必要な容量が確保できなくなりつつあった。

 今回ネットワールドは、仮想環境の処理性能とストレージ容量を確保する手段として、HCIアプライアンスのNutanixを導入した。

 Nutanixによって、これまで分かれていたテンプレート保存用のストレージと、演習に用いるストレージを、単一のデータストアにまとめた。これにより、フルクローンを生成する作業が不要になり、トレーニングの準備時間を30分から60分程度と、これまでの3分の1から6分の1に短縮した。

 さらに、Nutanixの導入によって、インライン圧縮に加えてインライン重複排除の機能を利用できるようになった。これにより、データ容量が従来の約3分の1に減り、今後のコース拡大にも対応できるようになった。

 ラックスペースについても、サーバーだけ見ると、以前の6Uから2Uへ、ストレージも合わせると20Uから2Uへと約10分の1に削減できた。

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