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NEC、三井住友銀行のチャットボット自動応答システムをクラウド化して販売

2018年5月30日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECとNECソリューションイノベータは2018年5月30日、ヘルプデスク業務に向けて、チャットボットを用いた自動応答システムを2018年夏をめどに開始すると発表した。価格は未定。三井住友銀行が2017年8月から稼働させている「SMBCチャットボット」を、金融機関をはじめとする他企業に向けてクラウドサービスとして販売する。

 ヘルプデスク業務をチャットボットで支援するクラウドサービスを提供する。ユーザーからの問い合せ内容の意味を理解し、大量のQ&Aデータから最適な回答案を抽出して自動的に回答する、としている。自然な対話形式によって高精度な回答ができるほか、自動学習によって運用やメンテナンスの負担がかからないとしている。

 三井住友銀行は、2017年8月から、行内システム環境に関する行内照会窓口にチャットボットを導入した。2017年12月には、人事関連の規定・手続照会窓口にも導入している。これらによって、照会応答業務の効率化や、従業員一人ひとりの生産性の向上を実現しているという。

 NECは、三井住友銀行にチャットボットを導入したノウハウや、金融機関向けのシステム構築・運用ノウハウをもとに、金融業界をはじめとした各種の企業に対して、チャットボットのクラウドサービスを広く販売する。販売にあたっては日本マイクロソフトと協業し、両社の顧客に対して共同で提案していく。チャットボットを提供するIaaS基盤としてAzureを使っている。

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