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NRIセキュア、B2C向けのID認証基盤に生体認証を追加

2018年10月10日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NRIセキュアテクノロジーズは2018年10月9日、B2Cサービス事業者向けの認証基盤ソフト「Uni-ID Libra(ユニアイディー・リブラ)」に「生体認証オプション」を追加したと発表、同日提供を開始した。指紋認証と顔認証を利用できる。NECのモバイル生体認証ソフト「NC7000-3A-FS」が連携対応する。

 NRIセキュアテクノロジーズの「Uni-ID Libra」は、B2C(一般消費者向け)事業向けのIAM(アイデンティティ管理とアクセス制御)ソフトである。顧客IDの統合や認証強化策として利用できる。B2Cサービス事業者向けに提供する。機能は大きく、認証、ID連携・認可、ID管理、脅威情報分析で構成する。

図1:Uni-ID Libra生体認証オプションの利用イメージ(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)図1:Uni-ID Libra生体認証オプションの利用イメージ(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)
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 今回、Uni-ID Libraに生体認証オプションを追加した。FIDO機能認定プログラムに適合する生体認証ソフトとUni-ID Libraを組み合わせることで、パスワードを入力することなく生体認証(指紋認証や顔認証)を利用できるようになる。連携可能な生体認証ソフトの最初の例として、NECのNC7000-3A-FSと連携した。

 生体認証は、消費者の端末(個人のスマートフォンやタブレット)に生体認証ソフトを組み込んだ専用アプリケーションをインストールした状態で使える。指紋や顔面の画像を登録することで、生体情報による認証が可能になる。

 製品提供の背景について同社は、指紋や顔などから本人を特定する生体認証は、個人情報の取り扱いや運用管理コストなどの観点から、金融分野を除く分野では普及していないことを挙げる。「Uni-ID Libraと生体認証オプションによって、金融以外のユーザーでも生体認証を容易に導入できるようにする」(同社)。

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