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顧客データ分析のArm Treasure Data eCDPがSalesforce上で利用可能に

2019年1月17日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

英Armの日本法人アームは2019年1月17日、セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド型アプリケーション構築基盤「Heroku」のアドオン機能として、Armの顧客データ分析サービス「Arm Treasure Data eCDP」の利用をサポートしたと発表した。Salesforceのユーザーは、Herokuアドオンを通じてArm Treasure Data eCDPの利用契約を行い、Salesforce Platform上で利用できるようになる。

 英Armの日本法人アームは、セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド型アプリケーション構築基盤「Heroku」のアドオン機能として、Armの顧客データ分析サービス「Arm Treasure Data eCDP」(画面1)の利用をサポートする。Salesforceのユーザーは、Herokuアドオンを通じてTreasure Data eCDPの利用契約を行い、Salesforce Platform上で利用できるようになる。

画面1:「Arm Treasure Data eCDP」の画面例(出典:Arm Treasure Data)
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 Herokuは、コンテナベースのPaaSである。一方のTreasure Data eCDPは、オンライン広告配信やマーケティング、CRMなどの領域において、顧客一人ひとりのデジタル上の行動ログデータや属性データなどのカスタマーデータを統合するデータ分析サービスである。パーソナライズを軸とした顧客ロイヤリティの向上などが可能になる。

 アームは、SalesforceとTreasure Data eCDPが連携することのメリットとして、よりパーソナライズされたコミュニケーションがとれるようになることや、顧客のステータスをリアルタイムに利用できること、さまざまなタッチポイントで大量に発生する顧客とのコミュニケーションログを一元的に収集できることを挙げる。

 まず、Salesforceの各製品との連携により、One to Oneマーケティングで必要となる、最適なチャネルおよびタイミングでのコミュニケーションが可能になり、複数のチャネルを横断した顧客とのコミュニケーションが実現するとしている。Sales CloudやMarketing Cloudなど複数のSalesforce製品群とTreasure Data eCDPを連携させることで、顧客との各種のタッチポイントをカバーできる。

 また、Herokuによって、個人情報を含む顧客の最新IDとステータスを保持・管理し、施策ツール群と密に連携させながら必要な顧客に必要なタイミングでコミュニケーションを行えるようになるとしている。Herokuは、Salesforce製品群およびArm Treasure Data eCDPのいずれとも双方向で連携できる。

 Treasure Data eCDPによって、日々さまざまなタッチポイントで大量に発生する顧客とのコミュニケーションログを一元的に収集可能になるという。One to Oneコミュニケーションを実現するための基盤として活用できる。多様なデータソースからのデータを取得でき、大規模データの保存・分析にも活用できるとしている。

関連キーワード

Arm / Treasure Data / Salesforce / CDP

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