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ビズリーチ、変更管理を自動化する従業員データベース「HRMOS Core」をリリース

2019年1月31日(木)IT Leaders編集部

人材サービスのビズリーチは2019年1月29日、人材活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」の新サービスとして、クラウド型人材データベース「HRMOS Core(ハーモス コア)」をリリースした。社内の各システムに分散する従業員のデータを一元管理したうえで、変更管理を自動化。人事部が主導するタレントマネジメント、キャリア開発に活用できるとアピールしている。

 ビズリーチの「HRMOS Core(ハーモス コア)」は、タレントマネジメントの機能を持つ従業員データベースである。労務管理システム、給与システム、勤怠管理システムなど、従業員のデータを格納したあらゆるシステムとAPI連携し、社内の人材データを一元管理、可視化することで企業の人材活用を支援する。

図1:ハーモス コアの仕組み(ESS=Employ Self System)
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 各種社内システムからHRMOS Coreに集約された従業員データは、配属先・評価履歴、組織図の変遷などを過去にさかのぼって閲覧できるほか、企業の離職率や平均勤続年数などの情報をすぐに出力できる。

 HRMOS Coreにより自動化できる人事関連業務としてビズリーチは、「入社案内送付」「入社書類保管」「従業員台帳更新」「システムアカウント作成」「研修手配」「組織図更新」「権限設定」「備品発注」を挙げている。人事担当者が日常業務の8割を費やしていると言われるオペレーション業務を省力化し、より戦略的な業務に割く時間を増やすという効果が期待される。

図2:ハーモス コアで自動化できる人事業務プロセス
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 データの更新は、その都度従業員自身が行うほか、API連携先のシステムの情報が更新されるとHRMOS Coreも自動更新する自動化エンジンが備わっている。この自動化エンジンは、「AのシステムにBの変更があったら、Cの処理を行う」といったシナリオを事前に設定しておけば、変更が起きた際に自動的に実行する。

図3:従来の従業員データベースとの最大の違いは一番下の自動化エンジンにある
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写真1:ビズリーチ 代表取締役社長の南壮一郎氏

 ビズリーチ代表取締役社長の南壮一郎氏(写真1)は、「このような自動化エンジンをあらかじめ搭載したHRシステムは過去にない」としており、「従来の従業員データベースとの最大の違いであり人事担当者の多重入力を最小化する、最大のセールスポイント」となっている。

 ベースのHRMOSは、あらゆる人材データを活用し、人のパフォーマンスを効率よく最適化・最大化する人事業務の「OS」として誕生した人材活用プラットフォームだ。同プラットフォーム上で稼働するツールの第一弾として2016年6月にリリースしたのが、「HRMOS採用管理」である。

 企業として急成長を遂げてきたビズリーチが、自社の採用人数が爆発的に増加したことで従来のツールでの管理が難しくなり、採用担当者の業務プロセスを効率化するために採用管理ツールを自社開発。それをサービス化したのがHRMOS採用管理。リリースから2年半で、採用人数が多い大手企業を中心に600社以上に導入されている。

 HRMOS Coreは、ハーモス採用管理などすべてのツールと連携する統合データベースとなるように設計されている。ハーモス採用管理で管理している候補者が内定承認ステータスになると自動連携してハーモス コアが基本情報を取得、可視化して人材を管理するフェーズに入るという人事採用プロセスの自動化を図ることも可能。2019年の春以降には、HRMOS Coreと連動する新たなツールとして、人事評価関連の新サービスをリリースする予定だ。

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