三菱地所は、グループ約40社の人事業務の改革に向けて、マルチクラウドによるグループ統合人事システムを構築した。2018年11月の三菱地所本社への導入を皮切りに、今後グループ約40社へ順次導入し、計1万人以上が同システムを利用する計画である。野村総合研究所が2019年2月19日に発表した。
三菱地所がグループ約40社に導入する統合人事システムは、AWS(Amazon Web Service)を中心に、業務ごとにそれぞれ適したアプリケーション(SAP SuccessFactors、TeamSpirit HRなど)を組み合わせている。これにより、人事業務を効率化・高度化するとともに、人材情報を有効に活用できるようにする。
特に、複数のクラウドサービスを組み合わせることで、人事・労務に関連した制度・法改正への対応を、グループ一斉にワンストップで実施できるようになった。システムの改修費や運用保守費を削減できるほか、従来型のシステムにありがちな、システム改修漏れや改修タイミングのずれを解消できる。
統合人事システムを構成する主なアプリケーションは3つある。
(1)人事給与システムとして、「SAP HCM」を導入した。人事・給与情報を一括管理する仕組みを構築することで、これまで複数のシステムにまたがって運営していた煩雑な人事業務の負荷を軽減する。
(2)タレントマネジメントシステムとして、「SAP SuccessFactors」を導入した。グループ全従業員のスキルや職歴を一元管理する。特に、人材配置に関する人事業務において、これまでよりも戦略的・効率的に運営できる。
(3)勤怠管理システムとして「TeamSpirit HR」を導入した。人事部門や各部門の管理職が、社員の残業時間や有給休暇取得状況などの勤怠情報を、リアルタイムに把握できる。データに基づき、労働環境の改善や生産性向上のための施策展開につなげられる。
三菱地所 / SuccessFactors / TeamSpirit / HCM / 不動産 / タレントマネジメント
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