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内田洋行ITソリューションズ、建設工事業向けERPソフト「PROCES.S」に新版

2019年3月8日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

内田洋行ITソリューションズは2019年3月8日、建設工事業向けERPソフトの新版「PROCES(プロセス).Sエンタープライズバージョン」を発表した。2019年3月20日から提供する。新版では、工事に対する完成見込原価と利益の確認機能を強化したほか、内部統制、自動仕訳、Webブラウザ上で閲覧できる自由帳票、などの新機能を搭載した。

 内田洋行ITソリューションズのPROCES.Sは、建設業に特化したERPソフトである。建設業における会計処理、原価管理、支払業務、工種ごとや要素ごとの工事個別原価管理、預り金・保留金などの支払処理、工事進行基準、現場での実行予算作成など、建設業に特有の処理を完結できる(画面1)。建設業に詳しい専門チームが導入から保守まで支援する。

画面1:PROCES.Sエンタープライズバージョンの画面(出典:内田洋行ITソリューションズ)画面1:PROCES.Sエンタープライズバージョンの画面(出典:内田洋行ITソリューションズ)
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 Webアプリケーションであり、Webブラウザからアクセスして利用する。提供形態として、オンプレミス版とクラウド版(SaaS版)がある。稼働環境は、Windows Server 2016とSQL Server 2016。パッケージ利用料(税別)は、オンプレミス版が500万円から、クラウド版が月額10万円から。

 新版では、工事に対する完成見込原価と利益の確認機能を強化した。契約前の案件情報や実行予算、支出見込入力によって、最終予想利益を早期に把握できる。販売データは、仕訳として財務管理システムに連動し、販売と工事の実績を合算して管理できる。

 財務データの自動仕訳やデータの一元管理機能も強化した。業務管理における請求、支払、入金管理の入金、手形管理の手形決済など、財務連動を必要とする各種データを自動仕訳で即時更新できるようにした。基幹業務で必要なマスターを一元管理しており、2重入力も排除する。

 内部統制機能も強化した。各プログラム単位に「参照権」「入力権」「印刷権」「データ出力権」「削除権」などの権限を設定できるようにした。データの変更や項目の履歴情報の詳細も確認できる。

 過去の情報データに対する検索機能も追加した。過年度をさかのぼって経費の使用年度を調べたり、過去の資材調達などを現在の案件と比較したり、プロジェクトの全体像を把握したり、俯瞰した情報を確認したりできる。キーワードによる検索もできる。

  Webブラウザ上で帳票を閲覧できる機能も追加した。これまではデータをダウンロードしてクライアント側でレポート化するといった使い方しかできなかった。新たに、サーバー側にレポート機能を追加し、Webブラウザ上で閲覧できるようにした。建設・工事業に特有の管理項目を搭載しており、各種の条件と視点でデータを抽出して閲覧できる。

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