UiPathは2019年6月11日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェア「UiPath」からクラウド型の名刺管理サービス「Sansan」をAPI経由で操作できるようにするコネクタソフト「Connector for Sansan - Open API」を発表した。同日、マーケットプレイス「UiPath Go!」を通じて、UiPathユーザーに無料で提供を開始した。
Connector for Sansan - Open APIは、UiPath(RPAソフト)と名刺管理サービス(Sansan)をAPIで連携させるコネクタソフトである。名刺情報の取得作業をAPIを使ってバックグラウンドで自動化できる。
従来、UiPathを使ってSansanから名刺情報を取得するためには、UIベースでロボットを開発して実行する必要があった。この方法の場合、SansanのアップグレードやカスタマイズなどによってUIが変更になる度にロボットの仕様も変更する必要があった。
Connector for Sansan - Open APIは、UiPathと名刺管理サービスをAPIで連携させるコネクタソフトである。UIの変更に左右されることなく、SansanのAPIの仕様が変更にならない限り、開発済みのロボットを安定して実行し続けられる。
APIを使うことから、Sansanの画面が立ち上がることはなく、バックグラウンドで名刺情報を取得できる。ロボットとWeb画面のやりとりが減少することで、エラーの発生率が下がる。自動化業務を安全に実行できる。
APIによって、名刺を取得する作業を大幅に高速化できる。Sansanの管理画面から名刺情報を取得する場合、手作業では1件あたり数分、UIベースで開発したロボットを実行した場合も、ある程度の処理時間を要する。一方、API経由であれば、バックグラウンドで一括処理できるので、所要時間を数秒に短縮できる。
ロボットの開発時間も短縮できる。従来のUIベースでは、人による操作をレコーディングするといった開発手段であるため、数時間を要していた。API経由の自動化では、1時間程度で開発が完了するとしている。
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