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東邦銀行が「TSUBASA基幹系システム」に参加、2024年1月から基幹システムを共同化

2019年9月18日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

東邦銀行(本店:福島県福島市)は2019年9月18日、千葉銀行、第四銀行、中国銀行、北洋銀行、日本IBMとの間で、基幹系業務システムを共同化することについて合意したと発表した。複数行が共同利用する「TSUBASA基幹系システム」に東邦銀行が参加する。東邦銀行は、2024年1月から基幹システムを共同化する予定である。

 TSUBASA基幹系システムは、TSUBASAアライアンス加盟行である千葉銀行、第四銀行、中国銀行と、日本IBMが共同で開発した基幹系業務システムである。2018年7月には北洋銀行が参加することで合意し、続いて今回、東邦銀行が参加することになった。東邦銀行は今後、TSUBASA基幹系システムを利用して、各種機能の開発や運用・保守をメンバーと共同で行う。

 東邦銀行は、基幹系システムのあり方について、2018年3月から検討を行ってきた。この結果、「金融環境の変化に対応できるIT環境の効率的な整備」、「先進的な商品開発やサービス提供のスピードアップ」などの観点から、TSUBASA基幹系システムへの参加を決めた。

 基幹システム共同化の業務範囲は、預金、為替、融資などの業務処理機能、ATM(現金自動預払機)やインターネットバンキングなどとのチャネル連携機能、サブシステムへのデータ連携機能、など。なお、基幹系システムの共同化にともない、一部業務の見直しに取り組む。

 東邦銀行では、基幹系システムの共同化以前より、TSUBASAアライアンスに参加している。同アライアンスでFinTechに関する調査・研究など、各種の分野で連携の幅を広げ、企業価値の向上を図る。

 なお、TSUBASAアライアンスは、千葉銀行、第四銀行、中国銀行、伊予銀行、東邦銀行、北洋銀行、北越銀行、武蔵野銀行、滋賀銀行の9行が参加する地銀広域連携の枠組みである(図1)。

図1:TSUBASAアライアンス(出典:武蔵野銀行 2019年5月22日付ニュースリリース)
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