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U.S.M.H、スーパーでの支払いを顧客のスマホで行えるシステムを構築、カスミ2店舗から順次導入

2019年10月21日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

スーパーマーケットの「カスミ」などを運営するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)は2019年10月21日、買い物の支払いを顧客自身のスマートフォンで行えるシステム「U.S.M.H公式モバイルアプリ」を構築したと発表した。同日付けで一部店舗で導入を開始した。2019年11月以降、カスミの各店舗に順次拡大するとともに機能拡充を図り、2020年度以降U.S.M.Hのグループ各社に展開する。

 U.S.M.Hは、買い物の支払いを顧客自身のスマートフォンで行えるシステムを構築し、システムを利用するために必要な公式モバイルアプリを公開した。スーパーマーケットの顧客は、アプリを利用することにより、会計の際にレジに並ぶことなく、自身のスマートフォンで商品の登録と決済ができる(図1)。

図1:「U.S.M.H公式モバイルアプリ」による買い物の方法(出典:ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス)図1:「U.S.M.H公式モバイルアプリ」による買い物の方法(出典:ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス)
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 使い方として、まず、事前に自身のスマートフォンにアプリをインストールし、クレジットカード情報を登録する。アプリ上で対象店舗にチェックインし、購入したい商品のバーコードをスマートフォンでスキャンして購入リストに登録する。買い物が済んだら会計画面に進み、購入する。決済後に表示されるQRコードを店舗のリーダーにかざして買い物を終了する。

 構築したシステムの特徴の1つは、マイクロサービスアーキテクチャを採用していること。これにより、必要に応じた機能の追加や外部システムとの連携などが容易になる。今回の公式モバイルアプリは、商品マスターや価格マスターとの連携や販売情報を管理する基盤システム上に開発した。

 公式モバイルアプリと基盤システムは、富士通と共同で開発した。2019年6月から、事業会社であるカスミの「カスミ筑波大学店」において従業員を対象に先行導入し、操作性や機能の検証、改善を行ってきた。今回、2019年10月21日から、カスミ筑波大学店と、カスミ本社1階に同日オープンする「KASUMILABO」にて顧客向けにサービスを開始する。

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