[新製品・サービス]

日商エレ、RPAの運用管理サービスを販売、複数のRPA製品を一元管理

2020年3月25日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日商エレクトロニクスは2020年3月25日、複数のRPA(ロボットによる業務自動化)製品を一元管理できるクラウド型のRPA運用管理サービス「デジタルレイバーステーション(DLS)」を発表した。2019年6月から試用版を展開してきた製品であり、2020年4月1日から正式版を提供する。価格(税別)は、初期費用が3万円、月額費用が1ユーザー(登録業務数50まで)で5万円。販売目標は、初年度100ユーザー5000万円。

 日商エレクトロニクスの「デジタルレイバーステーション(DLS)」は、RPAの運用管理サービスである。業務とロボットのつながり、ロボットが稼働する端末、実行時のエラー状況など、RPAの運用管理に必要な情報を管理できる。データ形式を問わずエラーメールを取り込めるため、ツールの種類を問うことなく、任意かつ複数のRPA製品を管理できる。クラウド型で提供する(画面1)。

画面1:「デジタルレイバーステーション(DLS)」のトップ画面(出典:日商エレクトロニクス)画面1:「デジタルレイバーステーション(DLS)」のトップ画面(出典:日商エレクトロニクス)
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 担当者間でメッセージをやり取りする機能も備える。ロボットの改修やスケジュールの変更依頼、開発者間の連絡など、ロボットの開発・運用におけるコミュニケーションを支援する。タスクのステータス、担当・責任者、進捗、ロボットごとのエラー履歴や対応履歴などを管理できる。

 製品提供の背景について同社は、企業においてRPAロボットの管理負荷が増えていることを挙げている。「特に、RPAの運用担当者は、社内のRPA利害関係者間の調整といった、RPAソフトウェアがカバーしない業務にも気を配る必要がある」(同社)。

 日商エレクトロニクスは、現在の運用担当者の人力では数十体規模のRPAロボットを管理できず、RPAに特化した管理手法やツールが必要になると指摘する。こうした経緯でデジタルレイバーステーションを開発した。すでにRPAを運用しており、ロボット数が増大して運用に課題を感じている企業に向けて提供する。

 正式版の提供にあたっては、約9カ月の試用期間に50社のユーザーから上がったフィードバックを基に、機能改善とバージョンアップを重ねたとしている。

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