[新製品・サービス]
インサイトテクノロジー、データマスキングツール「Insight Data Masking」をリリース
2020年9月16日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
インサイトテクノロジーは2020年9月16日、個人情報などを含んだ本番データからテスト用データや分析用データを生成するデータマスキングソフトウェアの新製品「Insight Data Masking」を発表し、同日に提供を開始した。価格(税別)はデータ1TBで年額100万円から。VMware ESXi上で動作する仮想アプライアンスとして提供する。
Insight Data Maskingは、個人情報などを含んだ本番データからテスト用データや分析用データを生成するデータマスキングソフトウェアである。データのユニーク性、参照性整合性などのデータの論理的特性と、データの種類・分布などのデータの統計的特性を維持したままデータを変換する。これにより、本番データと同等のマスキングデータを生成できる(図1)。
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マスクするデータについては、住所、電話番号、名前など日本特有の使い方に重点を置いた。数字、英字、記号、日本語などの文字種別を自動判別するアルゴリズムや、電話番号やクレジットカードといった特定の書式を識別するアルゴリズムを搭載した(表1)。
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動作形態や機能に応じて4つのエディションを用意した。2020年9月16日時点で提供を開始するのは、本番データをCSV(カンマ区切り形式)データの形式で読み込んでマスクをかけるCLIコマンド「Basic Edition」である。CLIコマンド形式であるため、対話型で使うだけでなく、バッチスクリプト中で使える。外部のETL(抽出/変換/登録)ツールの処理フローに組み込んで利用できる。
2020年9月には、異なるデータソース間でデータを複製するソフトウェア「Qlik Replicate」(旧Attunity Replicate)にマスキング機能を追加するアドオンソフトウェア「Qlik Replicate Edition」も販売する。Qlik Replicateの一機能として、データ複製時にリアルタイムにマスキングをかけられるようになる。
2020年12月には、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)に接続してデータにマスキングをかけられる「Standard Edition」と、Standard Editionの機能・性能強化版「Enterprise Edition」を販売する。外部ETLツールを使うことなく、単体でRDBMSに接続してデータにマスクをかけられる。RDBMSとして、まずはOracle Databaseに接続できる。
インサイトテクノロジー / マスキング / 匿名加工
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