三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は2021年4月1日、同日開業した「SMBC豊洲ビル」(東京都江東区)において、顔認証入退館システムの運用を開始した。NECの顔認証技術を採用している。ビルに入居している従業員を対象に、マスクを着けたままで認証する。ビル全体に260台以上の顔認証端末を設置しており、オフィスビルへの顔認証入退館システムの導入事例としては日本で最大級としている。
三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は、2021年4月1日に開業した「SMBC豊洲ビル」(東京都江東区)において、顔認証入退館システムの運用を開始した(写真1)。ビルに入居している従業員を対象に、マスクを着けたままの顔画像で本人を認証する。NECの顔認証技術を採用した。
写真1:三井住友フィナンシャルグループが「SMBC豊洲ビル」に導入して稼働を開始したマスク対応の顔認証入退館システムの利用シーン(出典:三井住友フィナンシャルグループ、NEC、NECネッツエスアイ)拡大画像表示
ビルに入居している従業員は、ビルへの入館や各執務フロアへの入室において、社員証のICカードではなく顔認証で認証を受けられる、手ぶらでスムーズに入退館・入退室できるようになるほか、社員証の紛失・盗難によるなりすましの入退館・入退出を防止できるようになる。
SMBC豊洲ビルにおける顔認証端末の設備は、入場ゲートに6台、執務フロア17室に260台以上となる。SMBCグループとNECグループによれば、オフィスビルへのマスク対応の顔認証入退館システムの導入事例としては、日本で最大級の事例だとしている。
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