オープンソース・ソリューション・テクノロジは2021年6月7日、シングルサインオン(SSO)ソフトウェアの新版「OpenAM14.1」を発表した。新機能の例として、OTP(ワンタイムパスワード)の通知方式を拡充し、従来のメールに加えてSMS(ショートメッセージサービス)を使えるようにした。また、アップル製品のTouch ID/Face IDを認証の仕組みとして使えるようにした。価格は、個別見積もり。
オープンソース・ソリューション・テクノロジの「OpenAM」は、シングルサインオン(SSO)ソフトウェアである。Web/Javaアプリケーションサーバー(Apache Tomcat)環境で動作する(画面1)。
「OpenAM14.1」は、オープンソース版の「OpenAM 14.0.0」をベースにした商用パッケージの新版で、いくつかの機能を追加している。
SSOの方式として、エージェント、リバースプロキシ、リバースプロキシによる代理認証(Form認証、Basic認証)、フェデレーション(SAML、OpenID Connect、OAuth、WS-Federation)など各種の方式に対応する。認証方式としてユーザーは、ID/パスワード、各種OTP(ワンタイムパスワード)、クライアント証明書、FIDO2(WebAuthn)など各種の方式を単独もしくは多要素認証で利用できる。なりすましの疑いがある場合に、追加の認証を設けるリスクベース認証機能も備えている。
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