セゾン情報システムズは2021年6月23日、クラウド型のデータ連携プラットフォーム「HULFT Square(ハルフトスクエア)」を発表した。2021年第3四半期から提供する。基幹系システムや業務アプリケーション、SaaSなどをつなぎ、これらの間でデータを容易に連携できるようにする。業務システムのデータ収集・活用やレガシーシステムのデータ移行などの用途に向く。
セゾン情報システムズの「HULFT Square」は、業務システムおよびその上のさまざまなデータとSaaS、アプリケーションなどのデータ連携を可能にするクラウド型データ連携プラットフォームである(図1)。SaaSからSaaS、SaaSとオンプレミス、SaaSと外部システムといった複数のシステム/アプリケーション間でのデータ連携を容易に行えるようにする。格納場所や形式の異なる多様なデータの収集・活用を支援する。
図1:HULFT Squareの概要(出典:セゾン情報システムズ)拡大画像表示
中核機能として、システム間のデータ連携を担うETL(抽出/加工/登録)、ファイル転送、システム間で受発注データなどのメッセージを送受するEDI(電子データ交換)、APIゲートウェイなどを提供する。
データソースに接続するためのコネクタを多数用意している。SAP ERPやSalesforce.comなどの業務アプリケーション、各種DWH(データウェアハウス)など、企業情報システムで利用する各種のアプリケーションやデータベースの接続に対応している。Web API(REST API)でデータソースにアクセスするための汎用REST APIコネクタも備わっている。
データ連携プラットフォームとしての機能に加えて、将来のリリースでデータ分析・活用系アプリケーションの機能も提供する予定である。業種向けテンプレート、データ分析のためのデータプレパレーション(前処理加工)、マーケットプレイスなどの提供を計画している。また、サービスを展開する地域も拡大し、グローバルでデータの送受にも対応する予定という。
セゾン情報システムズはこれまで、ファイル転送ツールの「HULFT」やデータ連携ツールの「DataSpider」、企業内のデータを把握してカタログ化する「HULFT DataCatalog」などを提供してきた。同社はHULFT Squareについて、クラウド型データ連携プラットフォームとして、既存の製品群を補完する位置づけになると説明している。
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