[新製品・サービス]
PBC、Dynamics 365 CRM/ERPの簡易導入サービスを販売、CRMは最短1.5カ月、400万円から
2021年12月10日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
パシフィックビジネスコンサルティング(PBC)は2021年12月10日、Dynamics 365簡易導入サービス「Quick Start Service」(QSS)を販売開始した。CRM(顧客関係管理)アプリケーション「Dynamics 365 Sales」とERP(統合基幹業務システム)アプリケーション「Dynamics 365 Business Central」の2つを対象に、それぞれの導入支援サービスを用意した。短期間・低コストでの導入によって中小企業のCRM/ERP導入のハードルを下げる。CRMの導入支援サービスの場合、導入期間は最短1.5カ月で価格(税別、以下同)は400万円から。
パシフィックビジネスコンサルティング(PBC)の「Quick Start Service(QSS)」は、日本マイクロソフトの業務アプリケーション「Microsoft Dynamics 365」の導入支援サービスである。最短1.5カ月、400万円からといったように、短期間・低コストで導入できることをうたう。PBCが手がけたDynamics 365の導入事例などをベースに、中小企業向けに特化して機能をテンプレート化した。企業の状況を考慮しながら機能を段階的に拡張できる。
導入対象のアプリケーションは、SFA/CRM(営業支援/顧客関係管理)の「Dynamics 365 Sales」と、ERP(統合基幹業務システム)の「Dynamics 365 Business Central」である。SFA/CRMの導入支援サービスとして「Quick Start Service for Sales Pro」(QSS for Sales Pro)を、ERPの導入支援サービスとして「Quick Start Service for ERP Pro」(QSS for ERP Pro)を用意した。
QSS for Sales Proでは、SFA/CRM(Dynamics 365 Sales)の標準機能をベースとしつつ、営業活動の可視化と案件共有機能にフォーカスしている(図1)。サービス内容は、事前ワークショップ、導入計画、ヒアリング、システム構築、トレーニング、本番稼働準備、本番稼働支援など。実装範囲は、リード管理、商談管理、行動管理である。導入期間は最短1.5カ月で、価格は400万円から。
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QSS for ERP Proでは、ERP(Dynamics 365 Business Central)の販売・購買・在庫・財務機能に特化し、最小限の設定と開発をテンプレート化した(図2)。サービス内容は、事前ワークショップ、導入計画、ヒアリング、システム構築、トレーニング、残高移行、本番稼働準備、本番稼働支援など。実装範囲は、販売管理、購買管理、在庫管理、財務会計、管理会計、固定資産である。導入期間は最短3カ月で、価格は1000万円から。
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オプションの導入支援サービス「Quick Start Service Options」も用意した。「CRM/ERP連携サービス」は、300万円。「Power Platformトレーニング」は150万円。「Hackathon」(ハッカソン)は300万円。