[新製品・サービス]
NTTテクノクロスの「iDoperation」、ServiceNow ITSMのワークフローで特権IDの利用申請/承認を可能に
2021年12月15日(水)日川 佳三（IT Leaders編集部）
NTTテクノクロスは2021年12月15日、特権ID管理ソフトウェア「iDoperation」のコネクタ製品「iDoperation Connector」を提供開始し、クラウド型ITサービス管理プラットフォーム「ServiceNow IT Service Management（ITSM）」で運用できるようにした。ITSMのワークフローで特権IDの利用申請/承認が行える。iDoperation ConnectorはServiceNow Storeサイトから提供する。価格（税別）は年額17万6000円。
NTTテクノクロスの「iDoperatoin」は、特権ID管理ソフトウェアである。ID管理、承認ワークフロー、アクセス制御、アクセスログ管理、動画ログ管理といった機能を網羅している。
一方の「ServiceNow IT Service Management」（ServiceNow ITSM）は、ヘルプデスクや障害対応のチケット管理といったワークフロー機能を中心に提供するクラウド型ITサービス管理プラットフォームである。
今回、ServiceNow ITSMからiDoperatoinの特権ID管理機能を利用可能にするアダプタ「iDoperation Connector」の提供を開始した。ServiceNow Store日本版サイトから入手できる（画面1）。
画面1：「iDoperation Connector」との連携による「ITSM」の特権ID利用申請画面（出典：NTTテクノクロス）拡大画像表示
同コネクタにより、ServiceNow ITSM上で特権IDの利用申請・承認ワークフローを利用できるようになる。ワークフロー上で特権IDの利用申請・承認を行うと、iDoperationに結果を通知し、自動的に特権IDを貸出する。ユーザーは、ServiceNow ITSMのGUI操作のみで特権IDの利用申請が行える。
2022年2月上旬には、特権IDの利用状況をServiceNow ITSM上で可視化する機能を追加する予定である。特権IDの利用点検レポートや特権ユーザーの操作ログのリンクを、iDoperationからServiceNow ITSMに通知して特権IDの利用状況を確認できるようになる。
