キヤノンITソリューションズは2021年12月23日、テレワーク支援サービス「テレワークサポーター」の新版を提供開始した。テレワーク時の勤務時間や仕事内容を見える化するクラウドサービスである。新版では、スマートフォンやカメラを検出した場合にPC画面をブラックアウトさせる機能を搭載した。PC画面の撮影を抑止する。価格(税別)は、初期費用が2万円。ライセンス使用料は、最小構成の5ユーザーが年額12万円。
テレワークサポーターは、テレワーク時の勤務時間や仕事内容を見える化するクラウドサービスである(関連記事:キヤノンITS、テレワーク時間を顔認証で把握するクラウドに新版、マスクや横向き、逆光でも認証)。PCのWebカメラと顔認証技術を利用して、勤務状況を常時把握する仕組みである。勤務者のPCに専用の常駐プログラムをインストールして利用する。
今回の新版では、スマートフォンやカメラを検出する機能を搭載した(図1)。同サービスはもとから、勤務者以外の人物を検出した場合にPC画面をブラックアウトする機能を備えている。今回新たに、顔認証だけでは防げない、スマートフォン/カメラによるPC画面の撮影を抑止する機能を追加した。コールセンター事業者や金融業など、個人情報や機密情報を扱う業務においても、テレワークに移行しやすくなった。
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なお、テレワークサポーターは、Webカメラ画像で顔を常時認証することによって、在席/離席状況、在席時間、仕事内容ごとの時間、なども自動で集計する。これらの勤務ログは、Web管理画面だけでなく、Web APIを介して参照可能である。