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データ匿名化ツール新版「Insight Data Masking 2.5」、CRM対応履歴などテキストデータを匿名化
2022年1月13日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
インサイトテクノロジーは2022年1月13日、データマスキングソフトウェアの新版「Insight Data Masking v2.5」を発表した。個人情報などを含んだ本番データからテスト用データや分析用データを生成するソフトウェアである。新版では、「フリーテキストマスキング」機能を追加した。メール本文やCRMの対応履歴といったテキストデータを対象に、個人情報などの単語を自動で検出して匿名化する。
Insight Data Maskingは、個人情報などを含んだ本番データからテスト用データや分析用データを生成するデータマスキングソフトウェアである(関連記事:インサイトテクノロジー、データマスキングツール「Insight Data Masking」を販売)。
住所、電話番号、名前、クレジットカード番号などを検出して匿名化する。データのユニーク性や参照性整合性といった論理的特性と、データの種類・分布といった統計的特性を維持したまま変換する。本番データと同等の匿名化データを生成する(図1)。
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使い方として、Web APIでマスク対象データを渡してマスク後のデータを取得する使い方や、Oracle Databaseに接続してOracle Database上のデータを直接マスクする使い方がある。さらに、異なるデータソース間でデータを複製するソフトウェア「Qlik Replicate」(米Qlik Technologies)のアドオンも用意した(データ複製時にリアルタイムにマスクする)。
新版のv2.5では、テキストデータを対象に個人情報などを検索してマスクする「フリーテキストマスキング」機能を追加した(画面1)。メール本文、チャットのテキスト、CRMの対応履歴とメモ欄、といったテキストデータを対象に、個人情報や機微情報を検出して匿名化する。
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