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ネットアップ、ランサムウェア対策を強化した中堅向けストレージ、FAS2720とCloud Insightsをパッケージ化
2022年4月1日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
ネットアップは2022年3月29日、「NetApp ランサムウェア対策 クイックスタート パッケージ」の販売を開始した。NAS/SAN統合ストレージ機器のエントリーモデル「NetApp FAS2720」と、ITインフラを監視してランサムウェアなどによる異常アクセスを検知するSaaS「Cloud Insights」を組み合わせたパッケージ製品である。ファイルサービスに対するサイバー攻撃を早期に検知して復旧できるようになる、としている。市場想定価格(税別)は、実効容量29TBで324万円。
NetApp ランサムウェア対策 クイックスタート パッケージは、ランサムウェア対策をセットにした、エントリークラスのストレージ機器である。NAS/SAN統合ストレージ機器のエントリーモデル「NetApp FAS2720」と、ITインフラを監視してランサムウェアなどによる異常アクセスを検知するSaaS「Cloud Insights」を組み合わせている。
写真1:NetApp FAS2720の外観拡大画像表示
パッケージの中核となるFAS2720(写真1)は、SAN/NAS統合ストレージ「NetApp FAS」のエントリーモデルである。NetApp FASは、FC(FibreChannel)/FCoEやiSCSIによるSANストレージとして使えるほか、NFSやCIFS/SMBによるNASファイルサーバーとして使える。
FAS2720は、中堅企業のおいて大容量を必要とするケースに適する。今回のパッケージ構成では、データ重複排除/圧縮後の実効容量として29TB分のドライブを搭載している。ストレージのスペックとしては、HA構成(2台ペア)あたりの最大ドライブ数は144(最大物理容量は1440TB)で、NASスケールアウトは1~24ノード(HAペア×12)、SANスケールアウトは1~12ノード(HAペア×6)、クラスタあたりの最大物理容量は17PBである。
ストレージ管理用OSは、上位機種と同じ「ONTAP 9」である。インラインのデータ重複排除/圧縮、物理ディスク容量を超えるボリューム容量を設定するシンプロビジョニング、データのコピーを筐体内で作成するスナップショット、筐体間でのデータの同期/非同期レプリケーション、あまりアクセスしないデータをクラウドストレージへと退避させるILM(階層型ストレージ管理)機能など、ストレージに求められる機能群を一通り備える。
ランサムウェア対策に有効な機能としてネットアップは、スナップショット機能によるデータ復旧を挙げている。取得したスナップショットは読み取り専用なので、ランサムウェア攻撃から保護できる。さらに、スナップショットのコピーを使えば、バックアップメディアからの復旧よりも迅速にデータを復旧可能である。
パッケージを構成するもう1つの要素、Cloud Insightsは、ストレージなどのITインフラを監視して、ランサムウェアなどによる異常アクセスを検知するSaaSである(画面1)。ファイルへのアクセスパターンの可視化やマシンラーニング(機械学習)によって、ランサムウェアやマルウェアを予測的に検知するほか、悪意のあるユーザーによる異常なアクセスを即座に検知する。
画面1:Cloud Insightsに含まれるセキュリティ対策機能「Cloud Secure」の画面。ランサムウェア攻撃の可能性がある異常な行動パターンを検知し、感染元ユーザーを特定して、Snapshotの取得を表示している例(出典:ネットアップ)拡大画像表示
ONTAP組み込みのランサムウェア対策機能「Anti-Ransomware Suite」も、別途有料で利用可能である。同機能を使うと、疑わしいデータやスクリプトを判別しやすくなり、異常を検出する精度が向上するとしている。
NetApp FAS / ランサムウェア / NetApp / ONTAP
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