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オムロン、顔認証ライブラリ「OKAO Vision 顔認証マスク対応版」、開発対象に合わせて提供

2022年4月19日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

オムロンは2022年4月19日、顔認証ソフトウェアライブラリ「OKAO Vision 顔認証マスク対応版 ソフトウェアライブラリ」を発表した。同年4月20日から提供する。顔認証機能を備えたアプリケーション開発のためのライブラリで、入退館システムや複合機のログインなどの顔認証対応を支援する。ライブラリを使って顔認証アプリケーションを開発する環境に合わせてポーティング(移植)したうえで提供する。

 オムロンの「OKAO Vision 顔認証マスク対応版 ソフトウェアライブラリ」は、顔認証機能を備えたアプリケーション開発のためのソフトウェアライブラリである。構成要素として、ライブラリ本体、ソフトウェア仕様書、サンプルコード、機能評価用デモアプリケーションを提供する。稼働OSや開発言語の指定はなく、ユーザーの開発環境に合わせてポーティング(移植)したうえで提供する。

写真1:「OKAO Vision 顔認証マスク対応版 ソフトウェアライブラリ」を活用した顔認証システムの利用イメージ(出典:オムロン)写真1:「OKAO Vision 顔認証マスク対応版 ソフトウェアライブラリ」を活用した顔認証システムの利用イメージ(出典:オムロン)

 入退室システムや複合機へのログインなど、マスクを着用した状態でのユーザー認証に対応したシステム/アプリケーションの開発を支援する(写真1)。ディープラーニング(深層学習)を活用しつつ、機器への組み込みに特化したアルゴリズムによって、高性能なPCでなくても高速に動作するとしている。また、逆光などの厳しい周囲環境においても、高速・高精度で顔を検出・認識することが可能という。

 同ライブラリを用いて開発可能な顔認証機能は、不織布マスク(白、青)とウレタンマスク(白、黒、グレー)に対応する。正面から撮影した顔で認証率が高くなる。

 オムロンはこれまで、顔の検出・認証のための機能を複数提供している。「顔検出」「顔認証」「笑顔度推定」「視線やまぶた、口の開閉検出」「年代・性別推定」など16機能である。これらの機能を組み合わせることで、顔認証システムをはじめ、各種アプリケーションを開発可能である。

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オムロン / 顔認証 / ライブラリ / 新型コロナウイルス / 衛生管理

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