ネットワールドは2022年4月26日、Amazon S3互換クラウドストレージ「Wasabi Hotクラウドストレージ」(開発元:米Wasabi Technologies)を販売開始した。ライセンスの販売に加えて、日本語によるヘルプデスクサポートを24時間365日体制で提供する。ライセンスの参考価格(税別)は容量25TBが年額44万7037円、容量100TBが年額178万8150円など。
ネットワールドが販売を開始する「Wasabi Hotクラウドストレージ」は、Amazon S3と互換性のあるクラウド型オブジェクトストレージである。開発元は米Wasabi Technologiesで、ネットワールドはライセンスの販売に加えて、日本語によるヘルプデスクサポートを24時間365日体制で提供する。
Wasabi Hotストレージの特徴は、Amazon S3互換のクラウドストレージを、Amazon S3より安価に使えること(Amazon S3の標準料金は、東京リージョンの場合、最初の50TBが使用量1GBあたり月額0.025ドル)。また、Wasabi Hotストレージでは、データ出力やAPIリクエストに課金しないため、予測不能な追加費用がかからない。
価格は予約容量制(25TB単位、500TB以上は50TB単位)で、契約期間は1年間単位。容量と利用年数で金額が変動する。ライセンスの参考定価(税別)は、容量25TBが年額44万7037円、容量100TBが年額178万8150円など。
ストレージサービスには階層を設けておらず、シンプルに使える点も料金面・運用面での特徴である。「低速・低価格」や「高速・高価格」や「アーカイブ用途」といった種別がなく、1種類のストレージサービスのみを提供。頻繁にアクセスする高速なストレージを安価に使えるようにしているという。
セキュリティ/運用管理面では、データ保管先として国内(東京、大阪)のデータセンターを選択可能である。海外にデータを保存できないケースでも同サービスを使える。また、イミュータブル(書き換え不能)なオブジェクトロック機能を備えており、ランサムウェア対策のためのデータ保護手段としても使える。
なお、ネットワールドは、10種類以上のデータバックアップ製品(バックアップソフトウェア/アプライアンス)を販売している。Wasabi Hotストレージとデータバックアップ製品を組み合わせたサービスを提供していく。