リコーは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に向けて、日本IBMおよびキンドリルジャパンとの間で、ITシステムの開発や保守・運用に関するアウトソーシング契約を更改し、新たな契約期間を2027年3月までとした。日本IBMはリコーグループの基幹業務(設計・生産領域を除く)を支えるアプリケーション開発・保守・運用を担う。キンドリルジャパンはリコーグループのITインフラの保守・運用を担う。日本IBMとキンドリルジャパンが2022年7月1日に発表した。
リコーは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に向けて、日本IBMおよびキンドリルジャパンとの間で、ITシステムの開発や保守・運用に関するアウトソーシング契約を更改した。新たな契約期間は、2022年1月から2027年3月までである。これにより3社は、2015年から継続してきた長期にわたるパートナーシップを強化する。
日本IBMは、リコーグループの基幹業務(設計・生産領域を除く)を支えるアプリケーションの開発・保守・運用を担う。コンサルティングからアプリケーション開発・保守、最先端のテクノロジーまでを一貫して提供するパートナーとして関わり、リコーグループのDXを推進していく。
キンドリルジャパンは、リコーグループのITインフラの保守・運用を担う。これまで複雑かつミッションクリティカルなITインフラを設計、構築、管理、モダナイズしてきた同社の知見やスキルを生かし、リコーグループにおけるITインフラのDXに取り組む。
なお、リコーグループは、デジタルサービスの会社へと事業転換を進めている。業務を支えるITについても、DXを支援するアプリケーション開発を推進するとともに、高品質かつ安定稼働を実現するITインフラの保守・運用に取り組んでいる。ITの標準化や自動化による高度化を図るとともに、ITのモダナイゼーションによってITインフラ全体の最適化に取り組んでいる。
リコーグループと日本IBM、キンドリルジャパンは、IT保守・運用コストの削減に取り組み、この成果をDXへの投資に転換する。こうして、共創を通じ、より一層の企業競争力の向上を図る考えである。