[新製品・サービス]

IIJのID管理システム構築サービス、IDaaS、ID運用管理、代理認証などを組み合わせて提供

2022年9月5日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2022年9月5日、ID管理システム構築サービス「IIJアイデンティティ&アクセスマネジメントソリューション」を提供開始した。ID連携/SSO(シングルサインオン)の仕組みを提供するIIJのクラウド型ID管理サービス「IIJ IDサービス」をはじめ、オープンソースのIDガバナンス管理ソフトウェアや代理認証ソフトウェアなど、各種機能を組み合わせて提供する。

 IIJの「IIJアイデンティティ&アクセスマネジメントソリューション」は、複数のID管理ソフトウェアを組み合わせ、企業が求めるID管理機能をカバーするサービスである。SSO(シングルサインオン)やアクセス制御、多要素認証などのID認証・認可に加えて、IDの棚卸しやライフサイクル管理などのIDガバナンス管理を実現する。オンプレミス環境やクラウド環境にID管理基盤を構築して提供する(図1)。

図1:「IIJアイデンティティ&アクセスマネジメントソリューション」の概要(出典:インターネットイニシアティブ)
拡大画像表示

 ID連携/SSOの仕組みとして、IIJのクラウド型ID管理サービス「IIJ IDサービス」を用意している(Azure ADなど他の製品・サービスも利用可能である)。これに、オープンソースのIDガバナンス管理ソフトウェア「midPoint」や、オープンソースの代理認証ソフトウェア「OpenIG」を組み合わせて提供する。

 IIJ IDサービスは、SSOの方式として、SAMLまたはOpenID Connectを使う。これらの同認証方式に準拠していないクラウドサービスやシステムにSSOでログインする手段として、代理認証ソフトウェアのOpenIGが使える。OpenIGは、クライアントPCに導入したエージェントがログイン画面を監視し、ユーザーの代わりに認証情報を代行入力する仕組みである。

 IDガバナンス管理ソフトウェアのmidPointでは、役割や属性に応じた各種システムへのアクセス制御、ライフサイクルに応じたID管理など、一般的なIDaaSでは実現が難しいユーザー要件をカバーする。人事システムと連携してID情報を取得し、ログイン先となるサーバーやサービスにID情報をプロビジョニングする。これにより、IDの運用管理を効率化する。

 価格(税別)は、IIJ IDサービスが1ユーザーIDあたり月額200円から。保守費用は固定額であり、ユーザー数が増えても変わらない。別途、初期導入費用が必要(個別見積もり)。表1は、利用する機能に応じた参考価格である。

表1:構成例と参考価格(出典:インターネットイニシアティブ)
構成例 既存システムのID統合 IDaaSによるSSOの実現 SSO、ID管理機能の統合
提供機能 ID認証・認可  
代理認証SSO  
IDガバナンス管理  
システム基盤(IaaS)
標準サポート
ユーザー数 1000人 5000人 8000人
参考価格(税別) 月額80万円から
(1ユーザーあたり800円から)
月額180万円から
(1ユーザーあたり360円から)
月額320万円から
(1ユーザーあたり400円から)
関連キーワード

IIJ / IDasS / 特権ID管理

関連記事

トピックス

[Sponsored]

IIJのID管理システム構築サービス、IDaaS、ID運用管理、代理認証などを組み合わせて提供インターネットイニシアティブ(IIJ)は2022年9月5日、ID管理システム構築サービス「IIJアイデンティティ&アクセスマネジメントソリューション」を提供開始した。ID連携/SSO(シングルサインオン)の仕組みを提供するIIJのクラウド型ID管理サービス「IIJ IDサービス」をはじめ、オープンソースのIDガバナンス管理ソフトウェアや代理認証ソフトウェアなど、各種機能を組み合わせて提供する。

PAGE TOP