[新製品・サービス]
特権ID管理ソフト新版「SecureCube Access Check 5.6.0」、WebAPI追加で外部ITSMツールと連携
2022年10月13日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NRIセキュアテクノロジーズ(は2022年10月13日、特権IDアクセス制御ゲートウェイ「SecureCube Access Check」の新版(5.6.0)を販売開始した。新版では、標準機能として「外部サービス連携機能」(WebAPI)を追加した。外部のITSM(ITサービス管理)ツールから同製品のWebAPIを呼び出すことで、同製品とITSMツールの連携が可能になった。
NRIセキュアテクノロジーズの「SecureCube Access Check」は、特権IDによる情報システムへのアクセスを管理するゲートウェイソフトウェアである(関連記事:特権ID管理ソフト新版「SecureCube Access Check 5.5.1」、ログから問題を抽出しダッシュボード表示)。
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特権IDの管理に必要な申請・承認ワークフロー、ID/パスワード管理、ゲートウェイでのアクセス制御、操作ログの取得・管理、監査補助などの機能を提供する。ユーザーは、SecureCube Access Checkを介して特権IDを使う形になる(図1)。
新版の5.6.0では、標準機能として「外部サービス連携機能」(WebAPI)を追加した。外部のITSM(ITサービス管理)ツールからSecureCube Access CheckのWebAPIを呼び出すことにより、ITSMツールと連携できるようにした。WebAPIは、SecureCube Access Checkが発行するアクセスキーとシークレットキーを使って利用する(図2)。
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外部サービス連携機能(WebAPI)の提供に合わせ、「ServiceNow IT Service Management(ITSM)」からSecureCube Access Checkの特権ID管理機能を利用するための連携アプリーション「Access Check Integration」も用意した。特権IDを利用したシステム運用作業の申請や承認を、より効率的に行えるようにした(図3)。
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SecureCube Access Checkの価格(税別)は、最小構成(監査対象数10台以下、オプションなし、構築支援サービス「Bronze」付き)で374万円。ServiceNow ITSMとの連携アプリケーション(Access Check Integration)の価格は年額120万円で、「日本版 ServiceNow Store」サイトで販売する。