TISは2023年2月14日、プロジェクト管理業務自動化ソフトウェア「RoboPMO」のクラウド版を提供開始した。プロジェクト管理業務の自動化・省力化のほか、リアルタイム化、ノウハウのテンプレート、データ活用のための機能が備わっている。価格(税別)はサービス利用者20人までの最小構成で月額20万円から(契約期間は3カ月で自動更新)。販売目標として2025年までに100社を掲げる。
TISの「RoboPMO」は、プロジェクト管理業務を自動化・省力化するソフトウェアである。プロジェクト管理に必要な、計画書テンプレートや品質・進捗・課題管理表テンプレート、業務プロセスの自動化、業務管理を見える化するダッシュボード機能などを提供する(図1)。
今回、デスクトップ版に加えてクラウド版を提供し、以前よりも迅速に導入できるようにした。クラウド版には、プロジェクト管理業務の自動化・省力化のほか、リアルタイム化、ノウハウのテンプレート、データ活用のための機能が備わっている。
「プロジェクト管理の推進人材やノウハウが不足していても、RoboPMOを活用することで、プロジェクト管理を標準化・定着化し、プロジェクトデータを集約・可視化できる。管理負荷を抑えて、リスクを早期に発見できるようになる」(TIS)
RoboPMOクラウド版では、TISの開発実績のノウハウを反映したプロジェクト管理フォーマット群をテンプレートとして提供する。ユーザーは、これらをダウンロードして使える。記入方法のサンプルやマニュアルも含まれ、経験が少ないプロジェクト管理者でもプロジェクトの管理・運営を容易に学べるとしている(表1)。
分野 | テンプレート |
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計画書 |
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品質管理 |
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進捗管理 |
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テスト管理 |
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課題・リスク管理 |
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問い合わせ管理 |
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仕様変更管理 |
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プロジェクト状況を可視化するためのダッシュボード機能も提供する。プロジェクト管理フォーマットに入力したデータをアップロードすると、ダッシュボード機能を使ってリアルタイムにプロジェクト状況を把握できる。例えば、「進捗」データから遅延発生箇所を特定する。「品質」データを使って、設計工程における成果物についてレビューを指摘し、テスト工程での不具合の原因分類別件数を円グラフで表示する。
また、収集したデータからExcel形式の報告書(ドキュメント品質報告書、進捗報告書、テスト進捗報告書、テスト品質報告書)を自動生成する。プロジェクト管理における報告書作成業務の属人化を解消する。