米オラクル(Oracle)は2023年2月7日(米国現地時間)、銀行業務クラウドサービス群「Oracle Banking Cloud Services」を発表し、同日に提供を開始した。銀行業務アプリケーション6製品で構成し、いずれも、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上でコンテナを用いたマイクロサービスとして動作する。日本オラクルが同年2月24日に国内で発表した。
米オラクルの「Oracle Banking Cloud Services」は、当座預金口座処理や決済処理など6つのアプリケーションで構成する銀行業務クラウドサービス群である。いずれもコンテナを用いたマイクロサービスとしてOracle Cloud Infrastructure(OCI)上で動作し、ほとんどのリージョンで利用可能である。
「Oracle Banking Accounts Cloud Service」は、「Oracle Coherence Datagrid Infrastructure」上で法人向け当座預金口座(DDA:Demand Deposit Account)の処理機能を提供する。コモディティハードウェア上で1CPUあたり200TPS(Transaction Per Second)以上の処理性能を持つ。銀行の既存のプロセスと統合し、業務を中断させることなく銀行のコアバンキングDDAシステムを刷新し、市場に新しいサービスを提供できるとしている(図1)。
図1:Oracle Banking Accounts Cloud Serviceのキーファクター(出典:米オラクル)拡大画像表示
「Oracle Banking Payments Cloud Service」は、クロスボーダー決済、大口決済、バルク決済、リテール決済、24時間365日決済など、リアルタイムの決済処理が可能な単一のエンジンを提供する。ISO20022標準データモデルと、SWIFTやSEPA(Single Euro Payment Area:単一ユーロ決済圏)など15以上の主要なグローバル決済スキームに基づいて一から構築している。
「Oracle Banking Enterprise Limits and Collateral Management Cloud Service」は、限度額の定義プロセスと担保管理を一元化したアプリケーションである。銀行の信用リスクを総合的に把握できるようにする。信用リスク追跡、信用査定、意思決定、承認に関する機能を提供する。
「Oracle Banking Origination Cloud Service」は、プロセスを効率化し、意思決定を自動化するアプリケーションである。銀行員が個人顧客や中小企業顧客に向けて、カスタマイズした口座開設プロセスや審査プロセスの体験を提供できるように支援する。銀行は、審査プロセスを迅速にスケーリングし、預入と貸付の金額を効率的に増やせるようになるとしている。
「Oracle Banking Digital Experience Cloud Service」は、顧客サービス向上につながるバンキング体験提供のためのアプリケーションである。動画、チャットボット、AI、自然言語処理(NLP)ベースのオムニチャネルのデジタル体験を提供する。
「Oracle Banking APIs Cloud Service」は、1800以上のバンキングAPIを利用可能にする。銀行は、規制に準拠しながら、イノベーションを加速するためのバンキングサービスを構築可能になる。ECポータルやエンタープライズソフトウェアなどパートナー企業のエコシステムにサービスを組み込むことで、顧客体験と収益機会向上を実現できるとしている。
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