[新製品・サービス]

2023年4月17日(月)日川 佳三（IT Leaders編集部）

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　NECとNECプラットフォームズの「UNIVERGE IXシリーズ」は、拠点間接続やリモートアクセスに向いたVPNルーターである。セキュリティ機能面ではUTM（統合脅威管理）オプション、運用面ではクラウド型の統合運用管理サービスなどを用意している（関連記事：NEC、小型アクセスルーターに転送速度10Gbit/sの新モデル「UNIVERGE IX2310」）。

図1：仮想アプラインス型のVPNルーター機器「UNIVERGE IX-V100」の概要（出典：NECとNECプラットフォームズ）
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　今回、UNIVERGE IXシリーズのCLI（コマンドラインインタフェース）と同一のコマンド体系で操作可能なソフトウェア型のVPNルーター製品として、「UNIVERGE IX-V100」を提供する（図1）。仮想アプライアンス型のVPNルーター機器であり、まずはOracle Cloud環境向けに提供する。今後、AWS（Amazon Web Services）など他のクラウドサービスで使える製品も提供する。

　同社によると、「Oracle Cloudは通信量に対する単価設定が安いことから、ソフトウェアルーター機器の稼働環境として向いているとしている。UNIVERGE IX-V100も、通信速度（利用可能な帯域）やVPN対地数の組み合わせによって複数のラインアップを用意している（表1）。

　運用面では、NECプラットフォームズが提供しているクラウド型統合管理サービス「NetMeister」が使える。ハードウェアルータ「UNIVERGE IXシリーズ」やスイッチ、無線LANなど、同社のネットワーク製品を、オンプレミスとクラウド環境の区別なく統合的に管理可能である。