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2023年5月11日(木)IT Leaders編集部

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　さくら情報システムの「絆」は、ユーザー企業のITシステムの企画を伴走して支援するSIサービスである（図1）。ユーザー企業がDXを推進する際の課題の1つである「IT企画機能の不足」を解消する。ビジネスの成長に合わせて必要になる情報システムの課題を、ユーザーとともに考え、解決策を提案し、実現へ向けて推進する。

図1：「絆」のスケジュール例（出典：さくら情報システム）

　同サービスは、「アセスメントプログラム」と「伴走支援サービス」で構成する。アセスメントプログラムでは、ユーザーの課題を発見し、総括的かつ短期間で整理する。伴走支援サービスでは、アセスメントで明らかになった課題を整理し、全体計画と、課題解決のための業務計画を策定する。

　業務計画では、製品・サービスやSaaSの導入支援といったシステム企画部機能を提供する。さらに、IT企画を実行する際に直面する課題に対してピンポイントで解決策を提供する。理想的なモデルの提示や単発の提案をするだけでなく、IT企画のその後の実施・実装もカバーする。

　絆で利用するツールとプロセスは、以下のとおりである。

• 自社のITに関する課題やIT環境を見える化する各種アセスメントプログラム（情報システムの課題、システム環境、情報セキュリティ、情報システム部作業分析など）
• 抽出した課題について適切な優先順位を付け、整理する課題整理ツール
• DXやセキュリティ、IT企画などのテーマごとに定義した各伴走プロセスを使って、顕在化した課題を効率的に解決する
• DX方針書やシステム企画書などの雛形を活用し、ユーザーに適した企画の作成を支援する

　「DX推進に関わる人材が不足している。主な理由として、システム担当者が既存システムの運用業務に時間を取られ、IT企画（IT化、DX推進）に取り組みにくいこと、IT戦略や企画立案のノウハウがないことなどがある」（同社）