リコー三愛グループで石油やガス、航空関連事業などを営むエネルギー商社の三愛オブリ(本社:東京都千代田区)は、これまで15年間運用してきた人事システム「COMPANY」を新バージョン/クラウド版に移行する。バージョンアップによって操作性が向上するほか、新たにモバイル端末から使えるようにする。雇用手続きをペーパーレス化する「COMPANY 雇用手続管理」も新たに導入する。COMPANYを提供するWorks Human Intelligence(WHI)が2023年6月13日に発表した。
三愛オブリ(旧社名:三愛石油)は、これまで15年間運用してきた人事システム「COMPANY」を新バージョン/クラウド版に移行する。バージョンアップによって操作性が向上するほか、新たにモバイル端末から使えるようにする(画面1)。雇用手続きをペーパーレス化する「COMPANY 雇用手続管理」も新たに導入する。
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同社は2007年から、人事アプリケーションとして「COMPANY 人事・給与」と「COMPANY 就労・プロジェクト管理」を運用している。こうした中、システム化できていなかった領域として、紙を使った申請業務などが残っていた。
今回、COMPANYをクラウド版の新バージョンに移行することを決めた。新バージョンへの移行によって操作性が高まり、業務の効率が上がるとしている。
新版への移行とともに、どこからでも仕事ができるように、モバイル端末からCOMPANYを使うための「CWSスマートデバイスオプション」と、「就労モバイル勤怠」を追加で導入する。勤務表や申請をモバイル端末から行えるようにすることで、社員の生産性を高める。
雇用手続きをペーパーレス化する「COMPANY 雇用手続管理」も導入する。オンラインで雇用手続きが完了することから、システムへの手入力にかかっていた手間がなくなる。同アプリケーションで入力した情報は、COMPANY 人事・給与へと連携させる。
なお、COMPANYシリーズは、統合人事アプリケーションである。各種業種業態のユーザー約1200法人グループへの導入実績がある。特徴の1つは、企業環境の変化に対応するための標準機能の強化が、定額保守料の範囲内で済むこと。