サテライトオフィスは2023年7月25日、ダークウェブ情報漏洩調査サービス「Zero Darkweb」を発表した。企業の情報がダークウェブに漏洩しているかどうかを調べてレポートする。ダークウェブ上にある2200億件以上のデータを収集・分析したうえで、独自ソフトウェアを用いて情報漏洩を調べる。価格(税別)は1調査ドメインの「ベーシックプラン」が月額5万円など。
サテライトオフィスの「Zero Darkweb」は、企業の情報がダークウェブに漏洩しているかどうかを調べてレポートするサービスである。ダークウェブ上にある2200億件以上のデータを収集・分析したうえで、独自ソフトウェアを用いて情報漏洩を調べる(図1)。
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ダークウェブは、Googleなどの検索エンジンを避けて一般のインターネットには公開されないため、アクセスのためにVPNや専用ブラウザを必要とするWebサイトである。マルウェアやランサムウェアなどの悪性プログラムの開発・販売などのほか、個人情報や企業のアカウント情報、機密情報などを販売している。
ダークウェブへの情報漏洩を調査するZero Darkwebは、ダークウェブに流出したIPアドレス、メールアドレス、文書、デバイス情報などを見つけ、流出ルートと原因を把握する。さらに、ダークウェブから情報を削除する。調査は毎日実施し、流出を確認した場合、翌日アラームと報告書を発送する。流出がない場合も、毎週1回、報告書を送信する。
特徴の1つは、流出した情報を常時、自動で検知すること。指定したドメインの漏洩情報を常に調査し、漏洩したメールアドレスやパスワードをレポートで報告する。調査レポートでは、通常の監視から、流出や攻撃があった場合まで、継続的に対応状況を確認可能である。攻撃を受ける可能性があるIPアドレス(ダークウェブに流出したIPアドレス)も調べて報告する。
価格(税別)は、1調査ドメインの「ベーシックプラン」が月額5万円。3調査ドメインの「スタンダードプラン」が月額10万円で、原因、対策提示などの分析レポートを年1回提供する。8調査ドメインの「プレミアムプラン」が月額15万円で、分析レポートを年3回提供する。