サイバートラストは2023年8月22日、「CentOS 延長サポート LITE」を発表した。同年9月1日から提供する。CentOSに対する修正パッケージと合わせて日本語によるテクニカルサポートを提供する。CentOS 6/7/8の3バージョンが対象で、小規模システムを運用するユーザーに向けてサーバー1台から導入可能。価格(税別)はサーバー1台あたり年額12万円。
サイバートラストの「CentOS 延長サポート LITE」は、CentOSの延長サポートサービスである。CentOSに対する修正パッケージと合わせて日本語によるテクニカルサポート(技術面での問い合わせ対応サービス)を提供する。CentOS 6/7/8の3つのバージョンが対象となる。
特徴は、小規模システムを運用するユーザーに向けて、サーバー1台から導入可能にしたこと。既存の「Linux 延長サポート for CentOS」は、情報システム単位のライセンスであり、大規模システムを低コストで運用する用途に適する。新たに提供するCentOS 延長サポート LITEは、CentOSサーバー単位のライセンスで、小規模システムを低コストで運用できる。
延長サポートでは、メンテナンス更新終了後に発見された重大なバグや脆弱性に対して必要な修正パッケージを提供する。修正パッケージの入手・適用は、サイバートラストが用意した専用のリポジトリから「yum」や「dnf」などの運用コマンドで行う。「CentOSを安心して長期利用するという選択肢を提供する」(同社)としている。
価格(税別)はサーバー1台あたり年額12万円。対象のCentOSバージョンごとのサポート期間は以下のとおりである(図1)。
CentOS 6 延長サポート LITE
修正パッケージ提供:2023年9月1日~2024年12月31日
テクニカルサポート(1インシデント):2023年9月1日~2024年12月31日
CentOS 7 延長サポート LITE
修正パッケージ提供:2024年7月1日~2027年1月31日
テクニカルサポート(1インシデント):2023年9月1日~2027年1月31日
※「テクニカルサポート」は、コミュニティによるメンテナンス終了前から提供可能
CentOS 8 延長サポート LITE
修正パッケージ提供:2023年9月1日~2026年1月31日
テクニカルサポート(1インシデント):2023年9月1日~2026年1月31日
図1:「CentOS 延長サポート LITE」の販売・サポート期間(出典:サイバートラスト)拡大画像表示
なお、CentOS 6とCentOS 8については、CentOSコミュニティによる公式サポート(最低限必要なセキュリティ対策用のパッケージのリリースを想定したメンテナンス更新)がすでに終了している。CentOS 7の公式サポートは2024年6月30日に終了する。メンテナンス更新終了以降は、重大な脆弱性が発見されてもコミュニティから修正パッケージが提供されなくなる。こうした背景から、サイバートラストなど第三者が延長サポートサービスを提供している。
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