PwCコンサルティングは2023年11月24日、コンサルティング/SIサービス「価値創造経営プラットフォーム構築サービス」を提供開始した。非財務情報(ESG、中長期の経営戦略、知的財産など)を管理・活用するためのシステムの構築を支援する。
PwCコンサルティングの「価値創造経営プラットフォーム構築サービス」は、非財務情報(ESG、中長期の経営戦略、知的財産など)を管理・活用するためのシステムの構築を支援するコンサルティング/SIサービスである。
価値創造経営管理について同社は、「無形資産という経営資源と、社会・環境を含むステークホルダーとを統合的に管理対象としながら、無形資産を積極的に蓄積・強化し、顧客価値・社会価値・環境価値の創出を通じて企業価値向上につなげる経営のあり方」と定義している。
コンサルティング/SIサービスでは、顧客企業ごとの要件に応じて、クラウドを活用した「価値創造経営プラットフォーム」を構築し、その運用や、非財務情報の活用を指南するコンサルティングなどを提供する。今後は、システム構築テンプレートを活用した「低価格モデル」も提供する予定である。
提供の背景を同社は次のように説明している。「価値創造経営管理の推進や、EUサステナビリティ報告指令(CSRD)などESG情報開示への対応のために非財務情報の活用の重要性が高まり、多くの企業で管理体制の整備が急務となっている。ただし、非財務情報は項目ごとに個別で収集・管理されていることが多く、データの集約・加工に工数がかかり、適切な状況把握や情報開示を実現できていないケースも見受けられる」(図1)。
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