アイ・ティ・アール(ITR)は2024年9月5日、国内の音声認識製品・サービス市場における規模の推移と予測を発表した。2023年度の売上金額は、前年度比21.0%増の150億円で、2024年度は同18.0%増と成長の継続を見込む。AIの進化による認識精度の向上などで需要が高まっている。医療現場やコンタクトセンターでの利用増に加え、議事録作成やオンラインでの営業活動支援など用途の多様化が進んでいる。
アイ・ティ・アール(ITR)は、国内の音声認識製品・サービス市場における規模の推移と予測を発表した。2023年度の売上金額は、前年度比21.0%増の150億円で、2024年度は同18.0%増と成長の継続を見込む。
同社は、近年の音声認識技術の進歩と用途の拡大が進むと見ている。中長期的にも高い伸びが期待され、CAGR(2023~2028年度)16.9%で、2028年度には300億円を超える見通しという(図1)。
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は、音声認識市場が活況を呈している最大の要因として、AI技術の進展によって音声認識の精度が飛躍的に向上していることを挙げる。「 。
加えて、SFA/CRMにおける音声での日報入力や、顧客との対話内容の解析結果の自動入力といったように、音声認識と業務システムとの連携・統合が進んでいる。これらの動きにより、市場は今後も高い成長率を維持すると見られる」(三浦氏)
今回の発表は、市場調査レポート「ITR Market View:画像・音声認識市場2024」に基づく。同レポートは、画像認識、OCR、音声認識、音声合成の全4市場を対象に、国内54ベンダーへの調査から2022~2023年度売上実績および2028年度までの売上予測を掲載している。