米Deep Instinct日本法人のディープインスティンクトは2024年12月11日、マルウェア対策ソフトウェア「Deep Instinct」の新機能「DSX Companion(別名:DIANNA)」を発表した。Web画面またはAPI経由でマルウェアのファイルをアップロードすると、解析レポートを作成する。現時点ではプレビューリリースであり、2025年春ごろに正式版をリリースする。価格は未定。
ディープインスティンクトの「Deep Instinct」は、マルウェア検体のディープラーニング(深層学習)によって生成した判定アルゴリズムを用いるマルウェア対策ソフトウェアである。マルウェアの特徴をアルゴリズムで判定する仕組みにより、既知のマルウェアだけでなく、ゼロデイ攻撃に使われる未知のマルウェアも検知する。
提供形態として、PCなどのエンドポイントにエージェント(マルウェア対策ソフトウェア本体)をインストールする製品のほか、NAS/ファイルサーバー向け、API経由で判定するサーバー型などの製品を用意している(関連記事:深層学習を用いたマルウェア対策「Deep Instinct」、判定機能を他サービスに組み込み可能に)。
今回、管理コンソールから利用可能な新機能として、マルウェアの解析レポート作成機能「DSX Companion(別名:DIANNA、ディアンナ)」を追加した。Web画面またはAPI経由でマルウェアのファイルをアップロードすると解析レポートを作成する(図1)。
図1:「DSX Companion(DIANNA)」が作成したマルウェア解析レポートの文面例(出典:ディープインスティンクト)拡大画像表示
同社のマルウェア検出アルゴリズムを使って静的に検出した個々のマルウェアについて、外部の脅威インテリジェンスの情報なども利用しながら、どのようなマルウェアなのかを大規模言語モデル(LLM)を用いて解析したレポートを提供する。現時点ではプレビューリリースであり、2025年春ごろに正式版をリリースする。価格は未定。
●Next:Deep Instinct製品群を「Data Security X(DSX)」にリブランド
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Deep Instinct / マルウェア対策 / ディープラーニング / 生成AI / Amazon S3 / CloudWatch
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