[架け橋 by CIO Lounge]

DX推進に欠かせない人材モデルと育成方法の考察

新明工業 小野雅史氏

2025年1月27日(月)CIO Lounge

日本を代表する百戦錬磨のCIO/ITリーダー達が、一線を退いてもなお経営とITのあるべき姿に思いを馳せ、現役の経営陣や情報システム部門の悩み事を聞き、ディスカッションし、アドバイスを贈る──「CIO Lounge」はそんな腕利きの諸氏が集まるコミュニティである。本連載では、「企業の経営者とCIO/情報システム部門の架け橋」、そして「ユーザー企業とベンダー企業の架け橋」となる知見・助言をリレーコラム形式でお届けする。今回は、新明工業 IT部門で、CIO Lounge正会員メンバーの小野雅史氏からのメッセージである。

[Focus] CIOが改めて見据えるDX

 筆者が勤務する会社は数年前にDX推進組織を立ち上げ、業務の見直しやシステム最適化に取り組んできました。しかし、なかなかうまく進みません。他社で同様の取り組みをしている方々と情報交換する中で、多くが共通の課題を抱えていることが見えてきました。「既存事業の変革が進まない」「社員の意識や行動が変わらない」の2つです。

 問題の背景に、長年続いてきた従来の業務プロセスや組織文化があります。慣れ親しんだ働き方を変える、新しい働き方に適応するのは容易ではありません。システム導入だけで社員の意識を変えることも難しく、結果として「既存事業のトランスフォーメーションの遅れ」が顕在化しているのです。

 加えて、デジタルを活用するリテラシーが十分に根づかないことや、部署・部門の壁もあると考えられます。デジタルリテラシーが不十分であるためにコミュニケーション不足や個人の思考停止を引き起こし、結果的に業務プロセスの変革を阻害してしまうようなケースも少なくありません。

●Next:人材育成で突きあたる悩みをどう解決していくか

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