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[新製品・サービス]

NVIDIA連携でオンプレミスの”ソブリンAI”を支援する「Teradata AI Factory」─日本テラデータ

戦略立案から運用まで包括支援する専門チームも創設

2025年9月2日(火)愛甲 峻(IT Leaders編集部)

日本テラデータが、AI活用に必要なソフトウェアとハードウェア、導入サービスなどをパッケージ化した「Teradata AI Factory」を発表し、国内提供を開始した。機密性の高いデータを扱うオンプレミスでのAI活用ニーズに応える。同年7月30日に開いた説明会で、新製品の特徴や、日本法人発の取り組みであるAI専門のコンサルティングチームの新設、日本市場におけるAI戦略のアップデートなどを紹介した。

 米テラデータ(Teradata)日本法人の日本テラデータが「Teradata AI Factory」の国内提供を発表した。データプラットフォーム「Teradata Vantage」および関連ツール群などのソフトウェアとハードウェア、導入サービスなどを一体的に提供し、オンプレミス環境における予測型AIや生成AI、エージェンティックAI活用の包括的な支援をうたう。米NVIDIAとの共同開発により、同社のGPUやAI開発基盤「NVIDIA AI Enterprise」と連携して高いAI処理性能を確保している。

 Teradata AI Factoryの主要な構成要素には、AIモデルの開発・運用やデータパイプラインの構築・管理などを可能にする「AI Workbench」、ベクトルデータベース機能を備え、Open Table Formatにも対応したデータベースエンジン「NVIDIA NeMo」を含むマイクロサービス群、GPUベースの高速計算基盤がある(図1)。

図1:Teradata AI Factoryの主要な構成要素(出典:日本テラデータ)
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写真1:日本テラデータ 技術営業本部 AI技術営業室 室長の八田泰史氏

 オンプレミス環境におけるAI活用のメリットの1つに、データ主権の確保や、GDPR(一般データ保護規則)、HIPAA(米医療保険相互運用性・説明責任法)といったコンプライアンス要件への対応を挙げている。

 同社 技術営業本部 AI技術営業室 室長の八田泰史氏(写真1)は、「クラウド依存を脱却することで、データ主権を保護し、他国の政府の動きや法規制に影響されない“ソブリンAI”を実現できる」と説明。クラウドサービスと異なり、コストを予測しやすい点も利点だという。

●Next:オンプレミスでのAI活用を可能にする機能/サービス群

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