[新製品・サービス]
使い慣れたSlackを「Agentforce」のインタフェースにするSI─テラスカイ・テクノロジーズ
2025年9月16日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三
テラスカイ・テクノロジーズは2025年9月16日、SIサービス「Agentforce活性化支援サービス」を発表した。AIエージェントの活用・定着化を促す。「Slack」と「Agentforce」を連携させて、使い慣れたSlackをAgentforceのインタフェースに利用できるようにする。問い合わせ対応の8割を自動化した同社の社内事例を基にサービス化している。
テラスカイ・テクノロジーズの「Agentforce活性化支援サービス」は、AIエージェントの活用・定着化を促すSIサービスである。ビジネスチャット/コミュニケーションツール「Slack」とSalesforceのAIエージェント「Agentforce」を連携させて、社員が日常的に使うSlackをAgentforceのインタフェースに利用できるようにする。
画面1:テラスカイ・テクノロジーズの社内事例。社員からの出張手続きに関する質問に対し、Agentforceが必要な手続きを案内している(出典:テラスカイ・テクノロジーズ)拡大画像表示
テラスカイ・テクノロジーズの社内事例を基にサービス化している(画面1)。社内からの問い合わせ対応にAgentforceとSlackを組み合わせて活用したところ、約8割を自動で解決することに成功。サポートコストの削減と従業員満足度の向上を同時に実現したという。
SIサービスでは、最初にSlack経由でAgentforceを利用するためのシステムを構築する。ユーザーが抱える業務上の課題を理解したうえで、ユースケースを特定してPoC(概念実証)を実施する。SlackからAgentforceを利用するための設定や、効率的な運用方法をアドバイスする。
構築から利用定着までのサポートを、Agentforceのエンジニアや、Data Cloud(顧客データ基盤)のコンサルタントなど、Salesforce認定資格を持つエンジニアが担う。企業のニーズに合わせて、伴走支援型または人材派遣型で支援体制を構築する。また、ハンズオン研修や勉強会を開催し、ユーザーの内製化を支援するとしている。
テラスカイ・テクノロジーズは、クラウドコンサルティング/インテグレーターのテラスカイのグループ会社。SalesforceとAWSのスペシャリスト人材に特化した正社員型の人材派遣・紹介サービスを提供している。

































