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マクニカ、「Celonis」で商談から受注までのプロセスを可視化、メール解析で案件の進捗やボトルネックを把握

2025年9月25日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

マクニカ(本社:神奈川県横浜市)は、プロセスマイニングを導入し、CRMからERPにかけての商談から受注に至るプロセスを横断型で可視化した。導入したプロセスマイニングツールは「Celonis」で、部門間メールをAIで解析し、案件のステータスやボトルネックを抽出する仕組みも構築している。Celonisが2025年9月24日に発表した。

 半導体とサイバーセキュリティ事業を中核とする技術商社のマクニカ。同社は、業務プロセスの可視化による業務改善を目的にプロセスマイニングを導入した。「Celonis」を採用し、当初、受注管理や商談管理といった単一プロセスの分析から着手し、24個の改善ユースケースを創出するなどの成果を上げている。

 次に、CRMからERPにかけての、商談から受注に至るプロセスを横断型で可視化することに取り組んだ。Celonisに備わるオブジェクトセントリックプロセスマイニング(OCPM)アーキテクチャの下、業務の姿を再現するデジタルツインを構築。部門間の重複作業や非効率な業務を発見し、課題の根本原因を特定できるようになった。

 「これまで感覚的に捉えていた課題をデータによって可視化することで、部門横断での共通認識を醸成している。これまで解決が難しかった課題に対しても具体的な改善のアクションを起こせるようになった」(マクニカ)

 合わせて、部門間のコミュニケーションに使うメールのメッセージをCelonisのAI機能で解析し、案件のステータスやボトルネックとなっている理由などを自動で抽出・分析する仕組みを構築している。ここから担当者は、状況の把握と次のアクションを迅速に行える。

 マクニカは今後、AIエージェント自体が課題を発見し、RPAなどと連携して自律的に業務プロセスを改善する姿を目指す。

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