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Excelデータをコピー&ペーストで地図上に可視化する「TerraMap Cloud」─マップマーケティング

2025年11月4日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三

マップマーケティングは2025年10月31日、地理空間データ可視化・分析クラウドサービス「TerraMap Cloud」を提供開始した。Excelなどの表計算ソフトウェアの画面からコピー&ペーストすると、地図上にデータをマッピングして可視化・分析ができる。

 地図情報システム(GIS)を開発・販売するマップマーケティングの「TerraMap Cloud」は、地理空間データを可視化・分析するクラウドサービスである。Excelなどの表計算ソフトウェアで顧客リストや店舗データなどのスプレッドシートをコピーして、同サービスの画面にペーストすると、データが地図上にマッピング・可視化され、分析が可能になる(画面1)。

画面1:地理空間データを可視化する「TerraMap Cloud」の画面例(出典:マップマーケティング)
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 売上金額、会員数などの項目を、地図上で色分けして表示する。このような可視化により、顧客が集中しているエリアや売上が高い店舗の分布など、地理的な傾向やパターンを一目で把握できる。複数の指標を掛け合わせたマトリクス分析も可能である。

 作成・分析した地図データを、メールアドレスを指定して他のユーザーに共有できる。営業/マーケティング部門間での共有や経営層へのレポートなどに使える。クラウドサービス(SaaS)なので、さまざまなデバイスからアクセスできる。

 地図における都道府県から市区町村・大字・町丁目に至るポリゴンデータは、マップマーケティングが毎年メンテナンスしている。市町村合併などの変更も反映する。

 同社は今後、集計データのダウンロード機能の提供を予定している。エリアごとに集計したデータを、地図の境界線情報と合わせてダウンロードし、BIツールなどを使って分析できるようにする。

 また、データの取り込みについて、企業が持つ顧客・物件データを手間なく可視化できるように、住所リスト、郵便番号、緯度経度情報などを直接コピー&ペーストして反映できるようにする。ほかには、国勢調査などの統計データをユーザーのデータに重ね合わせて分析可能にする。これにより、顧客分布と地域の人口を比較してエリアごとのシェアを算出、といったことが可能になる。

 「多くの企業で顧客情報、店舗売上、営業実績といったデータを、Excelファイルで管理している。その商圏分析やエリア戦略策定などは、需要がある一方で、専門的な分析ツールは操作が難しくコストも高い」(マップマーケティング)という課題に、容易な操作性を持ったツールで応えるべく、TerraMap Cloudの開発した。

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