BIPROGYは2025年11月4日、セキュリティサービス「IDセキュリティー強化パック」を提供開始した。オンプレミスの「Active Directory」とクラウド「Entra ID」の認証基盤を一元的に保護し、サイバー攻撃や不正アクセスのリスクに対処する。最短2カ月で導入できき、リアルタイム監視や自動対応によってハイブリッド環境全体のIDセキュリティを高めるとしている。
BIPROGYの「IDセキュリティー強化パック」は、オンプレミスの「Active Directory」とクラウドの「Entra ID」の両認証基盤を一元的に保護し、サイバー攻撃や不正アクセスのリスクに対処するセキュリティサービスである。最短2カ月で導入でき、リアルタイム監視や自動対応によってハイブリッド環境全体のIDセキュリティを高めるとしている。
図1:「IDセキュリティー強化パック」で提供するセキュリティ機能の概要(出典:BIPROGY)拡大画像表示
「企業のクラウド活用が加速する中、認証情報を狙った攻撃手法が高度化・巧妙化しているが、多くの企業は認証基盤の監視や保護が不十分である。認証基盤が侵害されると、全アカウントの属性変更やなりすまし、他サーバーへの横断的侵入といった深刻な影響につながる」(BIPROGY)。これらのリスクに対処するために同サービスを提供する。
セキュリティツールとして、Active Directoryに「Microsoft Defender for Identity」を、Entra IDに「Microsoft Entra ID Protection」を用いる(図1)。これにより、リアルタイム監視によるリスクの検知から自動対応までを継ぎ目なく行う。以下の3系統の機能を提供し、要望に応じて個別カスタマイズや追加サービスを提案する。
- Active Directory/Entra IDへのサイバー攻撃の検出:サイバー攻撃をリアルタイムで検出・監視する。
- ユーザーリスクやサインインリスクの検出と自動対応:リスクのあるユーザーやサインインを検出し、MFA(多要素認証)の強制やパスワード変更などの自動対応を実施する。
- リスクベース認証によるゼロトラスト実現:アクセス時のリスク評価に基づいて認証する。

































