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ネットワークテスト自動化ツール新版「NEEDLEWORK 19」、1000万セッションの負荷試験が可能に

近年のネットワーク環境の大規模化に対応

2026年1月16日(金)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

エーピーコミュニケーションズ(APC)は2026年1月15日、ネットワークテスト自動化ツールの新版「NEEDLEWORK Version 19」を提供開始した。新版では、データセンターなどの大規模環境を想定して最大セッション数を50万から1000万に拡張したほか、10Gbps NICを用いたスループット検証や、PC2台間でのリモートテスト機能などを追加した。

 エーピーコミュニケーションズ(APC)の「NEEDLEWORK(ニードルワーク)」は、ファイアウォールやルーターなどのネットワーク構築時におけるポリシーや疎通確認などのテストを自動化するツールである。操作端末にWindowsの専用ソフトウェアをインストールし、テスト対象機器と接続することで利用できる。人手による環境構築やコマンド操作を不要にすることで、テスト工数の削減と人的ミスの排除を図る。

 テスト自動化の大項目として、疎通テスト(Ping/Traceroute)、UTM/FWポリシーテスト、ネットワーク負荷テストの3つがある。

疎通テスト(Ping/Traceroute)

 ネットワークの冗長性確認を自動化する。NEEDLEWORKが内部で仮想ホストを生成するため、検証用端末を用意する必要がない。実行結果はテスト完了後にまとめて自動で保存する。これにより、各端末で保存したPing/Tracerouteの結果を整理・統合するエビデンスの作成作業から解放される(図1)。

図1:疎通テスト(Ping/Traceroute)の概要(出典:エーピーコミュニケーションズ)

UTM/FWポリシーテスト

 ファイアウォール(FW)のセキュリティポリシーやルーター/L3スイッチのアクセス制御リストの設定が要件どおりに正しく設定がされているかをテスト通信を流して確認する。NEEDLEWORKが仮想ネットワークとホストを生成するため、検証用の機材の用意は不要である。事前に定義した通信内容のようなテストシナリオに沿って自動で通信を発生させ、ファイアウォール/ルーターをテストする(図2)。

 HTTP/HTTPS、DNS、FTP、IMAPなどアプリケーション層プロトコルを使用したテストも可能。ネットワーク機器のNAT機能で変換された送信元/あて先IPアドレスが想定どおりかを確認する機能も備えている。

 任意のURL(HTTP GETメソッド)でアクセスできるため、ファイアウォールやUTM(統合脅威管理)のURLフィルタリング機能のテストも行える。加えて、検証用のテストウイルスを送信するウイルス対策機能のテスト、悪意のあるドメインに対する名前解決(DNS)パケットの検出有無のテストも可能である。

図2:UTM/FWポリシーテストの概要(出典:エーピーコミュニケーションズ)

ネットワーク負荷テスト

 大量のTCPセッションを確立・保持し、テスト対象機器にTCPセッション処理の負荷をかけて行う。テスト対象機器がフェールオーバーした際のセッションの引き継ぎ確認などに利用できる。また、大量のUDPトラフィック(データ転送量)を発生し、テスト対象機器に負荷をかけるテストで、生成するパケットに任意の値でマーキングできるため、優先制御の確認にも使える(図3)。

図3:ネットワーク負荷テストの概要(出典:エーピーコミュニケーションズ)

●Next:新版「NEEDLEWORK Version 19」の性能強化点とライセンス体系/価格

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