[新製品・サービス]
総勘定元帳から隠れたコストを抽出・可視化する「Finsense」ベータ版
2026年1月19日(月)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)
Finsenseは2026年1月19日、中小企業向け財務管理クラウドサービス「Finsense」のベータ版を公開した。会計ソフトウェアから出力した総勘定元帳のデータをアップロードするだけで、企業内に潜む不要なサブスクリプション契約などの「サイレントコスト」を自動で抽出・可視化する。ベータ版期間中は無料で利用できる。
Finsenseの「Finsense(フィンセンス)」は、レポート/ダッシュボードを主機能とした、中小企業および個人事業主向けの財務管理クラウドサービスである。ベータ版の提供期間中、同社のWebサイトでの登録を行うことで無料で利用できる。
銀行口座やクレジットカードとのAPI連携を行わずに、総勘定元帳(CSVファイル)を利用して財務状況を可視化する。freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトウェアから出力した総勘定元帳のCSVファイルをアップロードするだけで、AIによる解析を行い、財務会計の状況をグラフのレポートにする(画面1)。
画面1:総勘定元帳CSVを可視化するダッシュボード「Finsense」の画面(出典:Finsense)拡大画像表示
独自のアルゴリズムにより、膨大な仕訳データの中からサブスクリプション(継続課金)サービスを自動的に判別して抽出する。
使用していないツールの契約継続、退職者アカウントの解約忘れ、部署ごとの重複契約など、企業内に潜む、経営者が把握しきれていないサイレントコスト(隠れたコスト)を特定し、ダッシュボード上で直感的に把握できるようにする。「すでに使っていないツールの契約継続」「退職者アカウントの解約忘れ」「管理しきれていない契約」など、気付きにくいコストをあぶり出す(画面2)。
画面2:仕訳データの中からサブスクリプション契約を自動的に判別して抽出する(出典:Finsense)拡大画像表示
開発の背景として、SaaSなどのツール導入が進む一方で、管理不全による無駄な支出が企業の利益率を圧迫している状況を挙げている。「Finsenseは、こうしたコストを複雑な設定や工数をかけずに可視化することで、経営者の迅速な意思決定と利益改善を支援する」(同社)。
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