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日本IBM、データライフサイクル管理を支援する「IBM Optim」ソフトウェア製品群を発表

2008年11月7日(金)IT Leaders編集部

日本IBMは2008年11月6日、情報の生成から廃棄に至るまでの企業内のデータのライフサイクル管理を支援し効率的にデータガバナンスを強化するソフトウェア「IBM Optim」製品群の日本語対応版を発表。11月14日より提供を開始する。

「IBM Optim」は、日本で初めてシステムテスト用のデータ生成から管理、マスキング、アーカイブまでの機能を提供するソフトウェア製品群。同製品は、IBMが2007年に買収を発表したPrinceton Softechとの統合後、初めての製品となる。

「IBM Optim」製品群は、効率的なテストデータ生成及びテスト結果検証を行う「IBM Optim Test Data Management Solution for z/OS」、そのオプション製品であり、個人情報や機密情報保護しつつ、テストデータを実際のデータに近い形にマスキングし、本番同等のトランザクションを可能とする「IBM Optim Data Privacy Solution」、管理者が内容を把握しやすい状態でデータをアーカイブする「IBM Optim Data Growth Solution for z/OS」で構成される。

「IBM Optim」により、テストデータ生成・管理及びデータマスキング機能を併用することで、データの機密性を保護しながら正確なテストを行うことができる。従来、想定されるテスト結果が正しいかどうか確認するには、手作業での検証が必要だったが、同製品を使用した場合自動的にテスト結果を比較し、不具合(バグ)の箇所を検出できるため、テスト結果検証期間を短縮できる。

各ソフトウェアの詳細は以下のとおり。

IBM Optim Test Data Management Solution for z/OS
テストデータ生成過程で関連性のあるデータを自動で抽出し、最小限必要なデータのみを用いてのテストが可能。テスト結果の検証を自動で実行でき、不具合を検出できるため、ワークロードの削減や正確性の向上につながる。一時払い料金は18,818,400円(税抜、System z10 BCで稼働させる場合)。

IBM Optim Data Privacy Solution
上記製品のオプション製品であり、データの意味を認識可能な状態に保ちながらマスキングを行う。実際のデータに酷似したデータを使い、機密性を守りながら本番同等のトランザクションを容易に再現し正確なテスト結果を導く。一時払い料金は24,448,800円(税抜、「IBM Optim Test Data Management Solution for z/OS」料金を含み、System z10 BCで稼働させる場合)。

IBM Optim Products for z/OS アーカイブソリューション
ビジネス上の意味やデータ同士の関連を保持したままアーカイブする。アーカイブデータへの参照要求や監査への対応をスムーズに行うことができる。また、アプリケーション・パフォーマンスの向上とストレージスペースの有効活用も実現できる。一時払い料金は28,824,000円(税込、System z10 BC)で稼働させる場合

「IBM Optim」は、IBMおよびIBMビジネスパートナー経由で販売される。また、Windows及びLinuxに対応する「IBM Optim 1.2」も年内の提供開始を予定しているという。

日本IBM
http://www.ibm.com/jp/ja/

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